進行中のCOVID-19ワクチン第III相試験は、いずれも重症化や死亡などの転帰の差を検出するようには設計されていない―。先週BMJ誌に寄せられた論文が訴える内容とは。

先週、COVID-19に対し4薬で有意差が得られなかったと大きく報じられた裏で、ある経口薬のALSに対する有意な生存延長効果が発表された。ALS進行や筋力低下の抑制効果も確認されたその治療薬候補とは？

Cell誌掲載の新たな報告で、SARS-CoV-2は細胞内でタンパク質生成の3工程すべてを妨害し、インターフェロン反応を抑制することが明らかに。創薬への応用にもつながりうる、その機構とは。

まだまだ不明な点が多いSARS-CoV-2の人体への影響。新たな研究が、ウイルスのスパイクタンパク質に鎮痛作用がある可能性を示唆。無症状者が多い背景にもこの鎮痛作用がある？

死亡率の高いイタリア北部では、ある糖蛋白の欠乏症につながる遺伝子変異を持つ人が多く、日本では少ない。BCGワクチン接種により血中濃度が上昇する、その糖蛋白とCOVID-19の関連とは。

健康なヒトの皮膚に常在する細菌ロゼオモナスを塗布した軽度～重度のアトピー性皮膚炎小児で、改善効果が認められた。他の皮膚疾患への効果も期待される、その働きとは？

バイアグラの発売から20年以上、性欲の増進/抑制治療に新たな可能性が示された。初めて明らかとなったテストステロンが性欲を増進させる仕組みとは。

米国の学生寮で、入居前検査では全員陰性だったものの、入居後の下水検査で感染者が明らかに。下水検査も1つの手段として有効なのか？紫色光と代謝活性の最新研究と、2つのテーマについて紹介する。

8月26日、FDAが承認したAbbott社の新たな検査キットを、翌日米政府が1億5千回分購入。安価で簡便、感度97.1％・特異度98.5％でアプリと連動するというそのキットとは？

老化によって血液中に蓄積された物質が、がん細胞を転移可能な状態にする役割を担っている可能性が示唆された。炎症促進タンパク質を減らすなど、血漿成分を変える治療法の可能性を探る研究が進行している。