第189回 ChatGPTの論文作文はその探偵がお見通し/70年来の念願、腎毒性のないアムホテリシンB合成 最終更新:2023/11/14 生成AI・ChatGPTで書かれた論文の序論部分やアブストラクトを、いわゆる「AI探偵」が検査でほぼ間違いなく見つけ出しました。その正確さは最新のChatGPT-4による論文でも同様で、もう目を盗める余地はなさそうです。
第188回 コロナ後遺症の新たな生理指標、セロトニン欠乏が判明 最終更新:2023/11/07 認知障害などのコロナ罹患後症状の発現には、セロトニンの減少が関連している可能性が報告されました。そうであれば、SSRIなどの抗うつ薬は効果が期待できるのでしょうか?
第187回 タウリン再び降臨~コロナ後遺症の治療効果があるかもしれない 最終更新:2023/10/31 魚介類に多く含まれるタウリンは全般的な健康改善効果が期待されていますが、COVID-19でもタウリンが少ない人ほど罹患後症状が数多く発現し、経過も悪いことが報告されました。ただし、注意点もあり…。
第186回 手術不要の狙いどおりの脳深部刺激がヒトに初めて施された 最終更新:2023/10/24 手術で脳内に移植した電極による脳深部刺激は、パーキンソン病や強迫性障害の治療に用いられています。今回、手術不要の電極で脳の奥深くのみを刺激することで、被験者の記憶機能が改善したことが報告されました。
第185回 ヘモグロビンの血液外での働きが判明~軟骨細胞が生き延びるのに必要 最終更新:2023/10/17 ヘモグロビンは赤血球の中にあり、酸素を運ぶ役割がよく知られていますが、赤血球以外あるいは血液外での働きはよくわかっていませんでした。今回、ヘモグロビンの赤血球以外での働きの1つが突き止められました。
第184回 熟睡を促す音刺激で心機能が向上しうる 最終更新:2023/10/10 軽度認知障害患者の睡眠中にピンクノイズというかすかな音を流したところ記憶検査成績が改善したという報告があります。今回、そのピンクノイズが心臓機能の改善効果も有する可能性が新たな試験で示されました。
第183回 認知症を阻止するらしい神経細胞2種類を同定 最終更新:2023/10/03 脳のアミロイド蓄積があっても、認知機能を維持して認知症になりにくくする神経細胞2種類が同定されました。その神経細胞が死なないようにすることで、アルツハイマー病の新たな治療が開発されるかもしれません。
第182回 コロナ入院患者の6割が数ヵ月後のMRI検査で複数臓器に異常あり 最終更新:2023/09/26 コロナ入院患者の61%が約半年後もMRI検査で複数臓器の異常を呈していることが報告されました。異常の生じやすい臓器とは?重症患者を検査することで治療が改善し、回復を早める可能性があるかもしれません。
第181回 コロナ起源の結論を賄賂でねじ曲げたと米国CIA職員が密告 最終更新:2023/09/19 くすぶり続ける新型コロナの起源問題。米国議会の委員会によると、武漢の研究所が起源という米国中央情報局(CIA)解析担当官6人の結論がほかでもないCIAからの袖の下によって変えさせられたという密告が…。
第180回 エビやキノコなどの食物繊維キチンは肥満を生じ難くする/GLP-1薬セマグルチドが1型糖尿病にも有効らしい 最終更新:2023/09/12 エビやカニ、キノコなどに含まれる食物繊維キチンによって、高脂肪食を摂取しても肥満になりにくい可能性が報告されました。また、GLP-1薬セマグルチドの1型糖尿病に対する有効性も紹介します。