第199回 脳神経外科の度重なる医療過誤を黙殺してきた京都第一赤十字病院、背後にまたまたあの医大の影(前編) 最終更新:2024/02/14 京都第一赤十字病院が手術の説明や診療記録の取り扱いが不適切だったとして、管轄の保健所から行政指導を受けました。背景には、これまでも事件絡みでたびたび名前が挙がる、あの医大の存在があるようです。
第198回 救急医を巡るパワハラ疑い、鳥取県立中央病院で起こったこととは 最終更新:2024/02/07 昨年末、鳥取県立中央病院が救急隊員からの特定行為の指示要請に応諾していなかった、との報道がありました。問題とされた医師の一人はテレビ番組で特集されたこともあり、救急医の世界に衝撃を与えています。
第197回 強引過ぎる零売薬局規制とやる気のないスイッチラグ対策で実感する厚労省の守旧派ぶり、GLP-1ダイエット処方規制の方が最優先では? 最終更新:2024/01/31 厚正労働省は「処方箋医薬品以外の医療用医薬品の販売」、すなわち零売の規制を強める方針を打ち出しました。しかし、流通規制の風穴となる零売より先に、早く規制すべき問題があるのではないでしょうか?
第196回 「医師の働き方改革」本格実施直前、大学病院勤務医、教育・研究の「研鑽」は労働に該当と厚労省が通知で明示 最終更新:2024/01/24 「医師の働き方改革」の本格実施を直前に控え、勤務医の「労働時間」と「自己研鑽」の線引きに関する議論が沸き起こっています。これに対し、1月15日に厚労省が通知を出し、対応を図っています。
第195回 ALS患者嘱託殺人、主犯とされる医師の裁判員裁判始まる、被告は「願いをかなえるためにやった」と証言 最終更新:2024/01/17 5年前、筋萎縮性側索硬化症(ALS)の女性患者を依頼を受けて殺害したなどとして嘱託殺人などの罪に問われた医師。今月に入ってその裁判員裁判がはじまりました。
第194回 能登半島地震、被災地の医療現場でこれから起こること、求められることとは~東日本大震災の取材経験から~ 最終更新:2024/01/10 元日に起きた、最大震度7を観測した能登半島地震。これまでの大震災を振り返り、比較しながら、これからの被災地の医療現場で必要になることについて考察します。
第193回 『ゴジラ‐1.0』の時代直後、国民皆保険がまだ達成されていない日本の医療を描いた名作映画『本日休診』、かかりつけ医の原点がここに 最終更新:2023/12/27 映画『ゴジラ‐1.0 』が話題ですが、一作目の『ゴジラ』が公開されたのは1954年でした。同じ時代の東京下町を舞台に、当時の医療の状況が垣間見える喜劇映画を紹介します。
第192回 レームダック政権で年末にバタバタと決まる重要施策、診療報酬改定率、紙の保険証廃止、レカネマブ薬価 最終更新:2023/12/20 大谷選手のドジャース入団会見と前後するような形で、医療の世界でもいろいろなことがバタバタ、エイヤ!と決まっています。見逃さないよう医療の重要施策についてまとめてみます。
第191回 新市長、三田市民病院と済生会兵庫県病院の再編統合計画の“白紙撤回”を撤回、「勇気ある決断」はもっと評価されるべきでは? 最終更新:2023/12/13 兵庫県三田市の三田市民病院の再編統合問題、「計画の白紙撤回」を公約に掲げた新市長が当選し、実行が危ぶまれていました。しかし、新市長は実態を知り、現場の声を聞いた結果、現実的な決断をしたようです。
第190回 財務省調査に続き医療経済実態調査も診療所黒字の結果に、病院・診療所の「分断」をここまで広げてしまった張本人とは? 最終更新:2023/12/06 本格化してきた診療報酬改定の議論が日々報道されています。財政制度等審議会の委員による「日本医師会と財務省の戦いだと矮小化して捉えられると本質を見誤る」という発言がありましたが、この意味するところとは?