子癇前症ハイリスクの妊婦にL-アルギニン+抗酸化ビタミンサプリ食提供で発生率減少

子癇前症ハイリスクの妊婦に、L-アルギニンと抗酸化ビタミンを含むサプリメント食を摂取させることで、疾患の発生率が減少したことが無作為化単盲検プラセボ対照試験によって示された。抗酸化ビタミンだけの摂取群では子癇前症に対する保護作用は認められなかったという。メキシコ国立大学医学校基礎医学部門のFelipe Vadillo-Ortega氏らが行った試験の結果で、BMJ誌2011年5月28日号(オンライン版2011年5月19日号)で掲載された。
既往か一親等親族に子癇前症歴のある672例を3群に無作為化
試験は、メキシコシティの公立第3病院で行われた。被験者は、出産経験がある妊婦で、以前の妊娠時に子癇前症を有した人、また母親・姉妹で子癇前症歴のある人で、疾患再発リスクが高いと考えられる妊娠14~32週の妊婦を登録して行われ、分娩時まで追跡した。
被験者には棒状のメディカルフード(L-アルギニンと抗酸化ビタミンを含む、抗酸化ビタミンだけ、プラセボ)が支給された。
主要評価項目は、子癇前症か子癇症の発症とした。
抗酸化ビタミン単独では有意な減少認められず
プラセボ群には222例が、L-アルギニン+抗酸化ビタミン群には228例が、抗酸化ビタミン単独群には222例が割り付けられた。
被験者は、メディカルフードを受けている間に、4~8回外来受診をした。
子癇前症の発生率は、プラセボ群との比較で、L-アルギニン+抗酸化ビタミン群で絶対リスクは0.17(95%信頼区間:0.12~0.21)低下し、有意な減少が認められた(p<0.001)。
抗酸化ビタミン単独群でもベネフィットは認められたが、統計的には有意でなかった[p=0.052、絶対リスク低下:0.07(同:0.005~0.15)]。
L-アルギニン+抗酸化ビタミン群の効果は、抗酸化ビタミン単独群との比較でも有意であった[p=0.004、絶対リスク低下:0.09(同:0.05~0.14)]。
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