第1回「呼吸困難は理解困難?」
東田先生曰く「病態生理が理解できていれば、たとえ正確な診断名や治療法に辿り着かなくても、刻々と変化する患者さんの病状に合わせて迅速な対応ができるはず」。実践的な患者さんへの対応について病態生理を通じて解説します。今回は喘息の患者さんを例にした、呼吸のメカニズムを取り上げます。「単純に病状と診断・治療を線でつなぐだけではだめです。臨床はペーパーテストではありません!」病態生理を理解すればあなたの診察は楽しく、そして幅広くなるはずです !
第2回「胸痛ないけど心筋梗塞?」
前回の呼吸器の解説で、病態を理解することにより今患者さんの中で何が起っていて、どう対応したらいいかを判断できることがお分かりいただけたと思います。単純に、この疾患だからこの治療と言うのではなく病態生理が重要と言う意味はここにあります。今回とりあげるのは循環器。代表的な疾患を例に、そこで起る病態を明快に解説します。明日から臨床の幅が広がること絶対です。「病態生理と聞くだけで眠くなっちゃう」と学部時代を思い出す先生方も多いと思いますが、東田先生の明快な解説で「今さら聞けない」病態生理を楽しく学んで臨床に役立ててください。