第119回 英国のサル痘の症状は先立つ流行と異なる/ウイルス感染者の匂いが蚊を呼ぶ 最終更新:2022/07/05 従来、サル痘を診断するための定義として挙げられていた臨床症状の目安が、必ずしもあてはまらない症例が今回の流行では多いようです。ウイルス感染者でみられる蚊をひきつける匂いについての報告も。
第118回 サル痘はなぜ同性愛男性に多いのか? / デルタ株に比べてオミクロン株のlong COVIDは生じ難い 最終更新:2022/06/28 千人に迫るサル痘感染者が報告されている英国では、性別が確認された患者の99%が男性だった。背景にあるのは?また、変異株によるCOVID-19罹患後症状発生率の違いに関する報告も。
第117回 英国の小児の原因不明の急な肝炎は減少傾向 / 血中のアミノ酸・プロリンとうつ症状が関連 最終更新:2022/06/21 厚労省の6月17日付け発表では国内でも58例に増加した原因不明の小児肝炎。米英からの最新報告を紹介します。血中のアミノ酸・プロリンの濃度とうつ症状の関連を指摘した新たな研究結果についてもまとめます。
第116回 男性の500人に1人が性染色体過剰で、より病気がち 最終更新:2022/06/14 英国で20万人以上を調べたコホート研究の結果、男性では約500人に1人がXかY染色体を余分に有する可能性が示唆された。生殖への影響以外にも、さまざまな慢性疾患との関連が指摘された。
第115回 COVID-19入院患者の生存が関節リウマチ薬で改善 最終更新:2022/06/07 中等~重度COVID-19入院患者に対し、すでに日本でも使われているバリシチニブの他に、2つの関節リウマチ治療薬が有望な結果を示した。米国国立衛生研究所(NIH)による無作為化試験を紹介します。
第114回 英国のサル痘患者7人の経過や抗ウイルス薬の効果の兆候 最終更新:2022/05/31 英国での7人のサル痘患者の臨床経過についての報告を中心に、ウイルスの伝播や治療薬の可能性について現在わかっていることを整理します。
第113回 小児肝炎はCOVID-19絡みの肝臓損傷の氷山の一角かもしれない 最終更新:2022/05/24 5月20日時点で日本でも24例が報告された原因不明の小児肝炎。アデノウイルスを原因とする見方が強まる中で、COVID-19感染の影響を指摘する声も。感染による「肝臓損傷」の影響の一端である可能性とは?
第112回 シャネルの5番の匂い成分が蚊をヒトに誘う 最終更新:2022/05/17 1920年の誕生以来定番であり続けるシャネルの香水5番。この名品の2つの匂い成分が、蚊をヒトに引き寄せる可能性がNature誌に報告された。蚊の新たな駆除法につながりうるというその内容は?
第111回 肺マクロファージのNLRP3インフラマソーム絡みの自滅が重症COVID-19に寄与 最終更新:2022/05/10 COVID-19の重症化や死亡に寄与すると思われる免疫反応が明らかとなり、Nature誌に掲載された。今後の治療薬開発にも有益と考えられるその免疫反応の流れとは?
第110回 天然痘を撲滅したワクチンの効果に皮膚共生細菌がどうやら貢献 最終更新:2022/05/03 WHOが天然痘の根絶を発表して約40年、その根絶に大きな役割を果たした皮内投与ワクチンの免疫反応の仕組みについて、新たな研究結果が報告された。