第41回 去年の大発見~循環する独り立ちミトコンドリア、第四の唾液腺 最終更新:2021/01/05 これまで3つとされてきた唾液腺が、実は4つあるという驚きの報告が。手術では顕わにならず、前立腺がんの診断に使われるPET/CTで明らかに。血液を独り立ちして巡るミトコンドリアの発見と共にお届けします。
第40回 新型コロナウイルスへの抗体やメモリーB細胞が感染後少なくとも8ヵ月間持続 最終更新:2020/12/29 抗体そして抗体を生み出すメモリーB細胞が、少なくとも8ヵ月持続するという報告が2つの国から出されました。重症者ほど自己抗体活性が高い可能性や、南アフリカで広まる英国とは異なるとみられる変異の情報も。
第39回 より感染しやすい新型コロナウイルス変異株が英国で急増/ 重症COVID-19への幹細胞治療の試験結果が判明 最終更新:2020/12/22 英国で急増し、飛行機の受入停止などにもつながっていると大きく報道されているSARS-CoV-2変異株。英国の保健行政組織(PHE)による発表や首相会見内容などから今わかっていることをまとめます。
第38回 小児は新型コロナウイルスをどうやら寄せ付けず、侵入すればすぐに始末する 最終更新:2020/12/15 当初の中国からの報告ですでに言われていた小児のかかりにくさと重症化例の少なさ。単純な“若さ”だけでない、その理由が続々報告されています。成人とは異なる免疫反応や、小児の“鼻”のある特性とは?
第37回 どこにでもある薬のCOVID-19重症化予防効果を調べる試験がアフリカで始まった 最終更新:2020/12/08 安くてどこでも手に入る薬で、COVID-19患者が重症化して入院せずに済むようにできないか。アフリカで、軽度~中等度の患者を対象に複数の既存薬の効果を調べる大規模試験が始まっています。
第36回 PfizerやModernaの第III相試験成功でmRNAワクチンの展望が開けた 最終更新:2020/12/01 COVID-19に対し、9割超の有効性が発表されたPfizer社とModerna社のワクチンはともにmRNAワクチン。30年以上前から開発が続けられてきた、その特徴と課題とは。
第35回 母乳保育は子にCOVID-19防御免疫を授けうる 最終更新:2020/11/24 母乳中のSARS-CoV-2反応抗体は、COVID-19を予防する経口抗体薬となるかもしれない。この数ヵ月で複数発表されている、母乳と新型コロナ抗体についての論文から、その可能性を探ります。
第34回 COVID-19入院患者の約3人に1人が入院中か退院60日後までに死亡 最終更新:2020/11/17 米国の38病院へのCOVID-19入院患者約1,600例の長期転帰を調べた結果、退院後の死亡例も一定数あったこと、長く続く後遺症や退院後新たに発生する症状による日常生活への影響が明らかに。
第33回 悪夢払いアプリを米国FDAが承認 最終更新:2020/11/10 Nightwareという名のそのアプリは、募る負担の現れである悪夢を遮って夜間の休息が続くようにする―。目を覚まさせない程度に振動して、悪夢から遠ざけるというその仕組みとFDA承認の適応とは。
第32回 体調の変化からCOVID-19を割り出す試験が良好な滑り出し 最終更新:2020/11/03 自己申告の症状に、睡眠や運動量、心拍数変化などのウェアラブル装置からのデータを組み合わせることで、症状のみで解析するよりも良好な精度で感染の有無を予測できることが明らかに。