第21回 アフリカはCOVID-19流行をうまく切り盛りしている~集団免疫が可能か? 最終更新:2020/08/18 アフリカ大陸での感染者数は8月の時点で100万人を超えたが、死亡率は世界平均よりも低い。複数の査読前論文では、10人ないし20人に1人がすでに抗体を有していたとの報告もあり…?
第20回 風邪コロナウイルスがSARS-CoV-2免疫を授けうる? / キャンプ場で小児にCOVID-19が大流行 最終更新:2020/08/11 COVID-19流行前に採取された血液検体から、SARS-CoV-2反応T細胞や抗体が検出されたという報告が相次いでいる/米国のキャンプ場での小児の集団感染が報告された。どんな状況だったのか?
第19回 COVID-19流行の拡大は小児ではなく無防備な大人が招いている? 最終更新:2020/08/04 先週木曜日、JAMA Pediatrics誌に小児の上気道のウイルス量が成人の10~100倍との報告が掲載された。しかし、これまでの他の多くの報告では、小児は主要な感染源とはなりにくいとされており…?
第18回 待望のプラセボ対照無作為化試験でCOVID-19にインターフェロンが有効 最終更新:2020/07/28 吸入型インターフェロンβ薬が、約100例と小規模ではあるものの、プラセボ対照無作為化試験でCOVID-19に対する治療効果を示した。一方、重症化因子となりうるとの報告もあり、各国からの報告を読み解く。
第17回 COVID-19の疲労症候群~筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群研究のまたとない機会 最終更新:2020/07/21 7月上旬、米国国立アレルギー感染病研究所のファウチ所長が、長く続く疲労症候群がCOVID-19に伴う場合があり、その症状がいまだ病態などが詳しく解明されない難治性疾患に類似しているとの見解を示した。
第16回 COVID-19食い止めにT細胞が貢献?/ジャーナル購読の莫大な費用をソフトウェア解析で節約 最終更新:2020/07/14 複数の試験で、無症状か軽症の感染者の多くで強いメモリーT細胞反応が検出された一方、抗体反応が確認されない感染者も。そのT細胞反応は、別のコロナウイルスへの感染によって備わる可能性が指摘されている。
第15回 COVID-19でも顕在化か、ワクチン不信/血液脳関門の定説を覆す結果!? 最終更新:2020/07/07 世界中でワクチン開発が進められる一方、反ワクチン活動家たちが活発に誤った情報を発信中で、ワクチン不信の問題は根深い。血液脳血管関門の定説を覆す新たな報告と、2つのテーマの最新情報をお届けします。
第14回 ヒト胚のCRISPR遺伝子編集はいらぬ大異変を誘発しうる 最終更新:2020/06/30 1年半前、世界初の“遺伝子編集ベビー”が中国で誕生したと報じられ、議論に。HIV、失明、心臓病などをなくしたいという目的が根本にあるものの、各国で続く研究から見えてきたこととは。
第13回 抗がん剤の仕事場となる核内集落~COVID-19薬を撃ち込むべき集落も発見か 最終更新:2020/06/23 抗がん剤シスプラチンが、核内の特定のタンパク質凝集体に集積して役目を果たしている可能性が明らかに。この研究を応用し、薬の標的となりうる新型コロナウイルスのウイルス複製の場も調べられた。
第12回 さよならN95マスク!? 米国病院でのP100フィルターマスク導入 最終更新:2020/06/16 全世界的に不足したN95マスク。米国の医療機関では、繰り返し使えるガスマスク様のマスクが試され、その使用感にN95マスクに戻ることにしたスタッフは1人もいなかったとの報告です。