20代・30代女性の2人に1人は常に不定愁訴に悩んでいる?

提供元:ケアネット

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公開日:2011/03/03

 



株式会社QLifeは2月28日、総合ポータルサイト「ウーマンエキサイト」と共同で行った『20代・30代女性の「不定愁訴』実態調査』の結果を発表した。

調査は6,355人から回答を得て、結果によると、20代・30代女性の2人に1人が恒常的に不定愁訴に悩んでいるという。頻度や期間はさまざまだが、フルタイム就業者は身体的症状が多く無職者は精神的症状が多い。就業女性の場合は「毎月1-3日程度、平均30%程度の能率低下」が発生していることもあり、不定愁訴が女性に多いのは「女性の社会的ハンデ」と考える人が多かったとのこと。

また、PMS以外で「不定愁訴」ある人のうち、医師相談経験があるのは20.2%。42.6%は何もせず「我慢する」をメイン対処法としていて、医師への相談は5人に1人どまりとなっていた。

この調査結果について、亀田メディカルセンター主任産婦人科部長で、(社)日本産科婦人科学会「女性の健康週間」委員会委員長でもある清水幸子氏は、次のように述べた。

“「不定愁訴に悩む女性の5人に1人」しか医師に相談したことがなく、「この程度の理由で病院に行くべきでない」と考える女性が多かったことは、大変心配です。不定愁訴の背景には、病気が隠れていることがあるからです。また、検査で異常がなかった場合でも、不定愁訴の症状改善に向けて治療する方法はあります。ぜひ、私たち産婦人科医を「生涯にわたる女性の主治医」として活用して戴きたいと思います。”

詳細はプレスリリースへ
http://www.qlife.co.jp/news/1896.html