糖尿病発症年齢別にみた、膵臓がんのリスク因子 提供元:ケアネット ツイート 公開日:2012/07/05 糖尿病は、膵臓がん(PaC)のリスク因子とされているが、最近では、糖尿病自体がPaCの初期兆候として考えられている。今回、東京大学の水野氏らの研究で、糖尿病発症年齢に応じたPaCのリスク因子が明らかになり、PaCの初期兆候とこれらリスク因子を組み合わせることが、PaCのスクリーニングに有用である可能性が示された。(J Gastroenterol 誌オンライン版2012年6月28日付)対象は、PaCと診断された40例の糖尿病患者と、悪性腫瘍のない120例の糖尿病患者。糖尿病の発症年齢に応じて、PaCの初期兆候とリスク因子について分析した。主な結果は以下のとおり。 ・対象者の糖尿病発症年齢ピークは、40~45歳と60~65歳であった。そこで、糖尿病発症年齢別に早期発症型(<55歳)と晩期発症型(≥55歳)とに分類し、検討した。・糖尿病新規発症から2年以内にPaCと診断された患者は、早期発症型の0%、および晩期発症型の33%にみられた。・早期発症型でPaCと診断された患者の平均糖尿病罹病期間は、晩期発症型よりも長かった(26年 vs 9年、p <0.01 )・早期発症型における有意なリスク因子は糖尿病の家族歴(オッズ比[OR]:3.60)とインスリン使用(OR:3.52)、晩期発症型では、糖尿病発症年齢(OR :1.12)と家族内での複数名の糖尿病発症(OR:6.13)であった。・PaCと診断される12ヵ月前には、体重減少と糖尿病の増悪が両群でみられた。(ケアネット 佐藤 寿美) 〔関連情報〕 動画による糖尿病セミナー (インスリンなど) 原著論文はこちら Mizuno S,et al. J Gastroenterol. 2012 Jun 28. [Epub ahead of print] 掲載内容はケアネットの見解を述べるものではございません。(すべての写真・図表等の無断転載を禁じます。) このページを印刷する ツイート [ 最新ニュース ] 早期肺がん肺葉切除、VATS vs.開胸/Lancet(2026/04/07) 乳がんオリゴ転移、今わかっていること・いないこと/日本臨床腫瘍学会(2026/04/07) 年収2,000万円以上の割合は? 地域・診療科による違いは?/医師1,000人アンケート(2026/04/07) 日本のアルツハイマー病患者における介護者負担と神経精神症状との関係(2026/04/07) 待機的PCIの実施率、国内で4倍以上の地域格差~J-PCIレジストリ/日本循環器学会(2026/04/07) KRAS G12C変異陽性大腸がん、ソトラシブ+パニツムマブのアジア人・長期の有用性(CodeBreaK 300/101)/日本臨床腫瘍学会(2026/04/07) 日本の成人血液腫瘍の5年純生存率の推移:2000~14年(CONCORD-3)(2026/04/07) コラーゲンサプリ、皮膚と関節の健康に有益な可能性(2026/04/07)