複合性局所疼痛症候群に対するTNF-α阻害薬の効果 提供元:ケアネット ツイート 公開日:2013/12/06 複合性局所疼痛症候群(CRPS)には、TNF-αなどの炎症性サイトカインが関与していると考えられることから、TNF-α阻害薬の治療効果が期待されている。オランダ・エラスムス大学医療センターのMaaike Dirckx氏らは、インフリキシマブ(商品名:レミケード)による無作為化二重盲検プラセボ対照比較試験を行った。試験は、統計学的な検出に必要な症例数に達する前に試験が中止されたものの、当初からTNF-α濃度が高い患者ではインフリキシマブ投与による効果がみられる傾向が示唆されたという。Pain Practice誌2013年11月(オンライン版2013年5月22日)の掲載報告。 研究グループは、局所炎症による臨床症状がインフリキシマブ全身投与後に減少するかどうかを確認することを目的とした。 対象はCRPS患者13例で、インフリキシマブ5mg/kg群(6例)またはプラセボ群(7例)に無作為化し、0、2および6週に投与した。 局所炎症による臨床症状をimpairment level sumscore(ISS)で評価するとともに、誘発された水疱液中のメディエーター濃度およびQOLについても調べた。 主な結果は以下のとおり。 ・インフリキシマブ群とプラセボ群との間で、ISS合計スコアに有意な変化はなかった。 ・サイトカイン濃度も両群で差は認められなかったが、プラセボ群に比べインフリキシマブ群でTNF-αの減少が大きい傾向がみられた。 ・プラセボ群と比較しインフリキシマブ群で、EuroQolサブスケールの健康状態が有意に低下した。 ~進化するnon cancer pain治療を考える~ 「慢性疼痛診療プラクティス」連載中! ・知っておいて損はない運動器慢性痛の知識 ・身体の痛みは心の痛みで増幅される。知っておいて損はない痛みの知識 ・脊椎疾患にみる慢性疼痛 脊髄障害性疼痛/Pain Drawingを治療に応用する (ケアネット) 原著論文はこちら Dirckx M et al. Pain Pract. 2013 Nov;13(8):633-40. Epub 2013 May 22. 掲載内容はケアネットの見解を述べるものではございません。(すべての写真・図表等の無断転載を禁じます。) CareNet AcademiaによるAI生成記事 このページを印刷する ツイート [ 最新ニュース ] 開発中の塩基編集治療薬、単回投与でPCSK9およびLDL-Cを低下/NEJM(2026/06/05) 未治療MCLへのイブルチニブを含む1次治療±ASCT、長期解析結果(TRIANGLE)/Lancet(2026/06/05) つなぐべきか、つながざるべきか、それが問題だ(解説:山地杏平氏)(2026/06/05) 免疫療法の適応とならない転移TN乳がん1次治療のSG、PFS2と後治療までの期間(ASCENT-03)/ASCO2026(2026/06/05) 大腸がん術後患者の運動プログラム、費用対効果検証でも有益(CHALLENGE)/ASCO2026(2026/06/05) 未治療尿路上皮がんへのEV+ペムブロリズマブ、3.5年の長期解析結果(EV-302/KEYNOTE-A39)/ASCO2026(2026/06/05) 小型NSCLC、複雑区域切除の治療成績は?(JCOG0802/WJOG4607L) /ASCO2026(2026/06/05) 高尿酸血症リスク、1日6~28gの大豆食品摂取で低下(2026/06/05) 統合失調症に対するブレクスピプラゾール2~4mgの有用性評価:メタ解析(2026/06/05)