子供の湿疹、重症度の予測因子は?

米国・オレゴン健康科学大学のJonathan I. Silverberg氏らは、小児湿疹の重症度の状況や関連因子を明らかにするため、住民ベースの検討を行った。米国住民における、湿疹重症度の予測因子は、ほとんど明らかになっていないという。Dermatitis誌2014年5・6月号の掲載報告。
検討は、2007米国小児健康サーベイのデータを分析して行われた。同サーベイでは、全米を代表する小児・青少年(0~17歳)9万1,642例を対象に、前向きな質問票ベースの研究が行われた。
主な結果は以下のとおり。
・小児湿疹の有病率は12.97%であった(95%信頼区間[CI]:12.42~13.53%)。軽症が67.0%(同:64.8~69.2%)、中等症が26.0%(同:23.9~28.1%)、重症が7.0%(同:5.8~8.3%)であった。
・湿疹重症度の分布には州単位での有意差がみられ(Rao-Scott χ2、p=0.004)、重症例は、中部大西洋岸から中西部の住民で高率に認められた。
・単変量モデル解析の結果、湿疹重症度は、高年齢、アフリカ系米国人、ヒスパニック系、低所得、年上の兄・姉がいる、母子家庭、両親の教育レベルや母親の保健衛生、両親の情緒的健康、老朽化した家に住んでいる、住宅周辺が不衛生といった要因があると高まる傾向がみられた。
・多変量サーベイロジスティック回帰モデルを用いた段階的および後ろ向き選択での分析では、中等症から重症の湿疹との関連がみられたのは、高年齢、低所得、母親の保健衛生であった。米国外出身者では逆相関の関連がみられた。
以上のデータから、環境および/またはライフスタイル因子が湿疹重症度に重大な影響を及ぼしていることが示唆された。
(ケアネット)
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