ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社は、緯度、気候、環境の異なる3地域(沖縄、金沢、アイスランド)において、「太陽高度と眼に入る紫外線量に関する調査」を実施し、その比較結果から導き出される眼の紫外線(UV)対策について発表した。
それによると、意識調査の結果から、まぶしさを感じないと眼の紫外線対策をしない実態が浮き彫りになったが、まぶしくても、まぶしくなくても、眼におよぼす紫外線の危険性に注意が必要で、太陽高度の高い沖縄では、時間帯によって眼は太陽を背にしていても、太陽を正面にしている時と同等レベルの紫外線を浴びていることがわかったという。
これは眼に直射光の入らない、太陽に背を向けた状態でも、太陽光の散乱や反射によりあらゆる方向から紫外線が眼に入ってくるためと考えられ、眼に入る直射光が少ないとまぶしさは感じにくく、紫外線を浴びる量が少ないように思われがちだが、太陽が高い時間帯では、眼はまぶしくなくても、まぶしく感じる時と同等レベルの紫外線を浴びている。
また、アイスランドと沖縄の比較では、太陽を正面にした場合に眼が浴びる紫外線の1日の積算量は、太陽高度が低いアイスランドの方が沖縄よりも多くの紫外線を浴びていることがわかった。これは、太陽が低い位置にあると、直射光が眼に入り、強い紫外線を浴びるために起こると考えられる。太陽高度がおよそ40度の場合、太陽が視野に入るためまぶしさを強く感じるという。まぶしさを強く感じる時には、眼も大量の紫外線を浴びていると考えられる一方、低い太陽高度では太陽を背にすると、眼が浴びる紫外線量は正面の1/4程度まで少なくなる。
このことから、眼に入る紫外線には太陽高度が深く関係しており、太陽が高い地域や時間帯では、まぶしくなくても紫外線を浴びており、逆に太陽高度が低い地域や朝夕の時間帯では、まぶしさを感じる直射光に特に気をつける必要があると指摘する。
詳細はプレスリリースへ
http://acuvue.jnj.co.jp/corp/press/p0047.htm