東京学芸大学と日本イーライリリーが『こころの病気を学ぶ授業 「うつ病」編』教材キット開発、提供開始

提供元:ケアネット

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公開日:2009/07/13

 

 東京学芸大学と日本イーライリリー株式会社は9日、中高生など思春期の生徒たちへの精神疾患教育を推進するため、産学共同研究を行い、中高生向け精神疾患教育プログラム『こころの病気を学ぶ授業 「うつ病」編』教材キットを開発し、同日より日本イーライリリーのウェブサイトで申し込みを受け付け、提供開始すると発表した。

 『こころの病気を学ぶ授業』プログラム(教材などの提供)の第2弾となる「うつ病」編の開発にあたり、東京学芸大学がその趣旨に賛同し、産学共同研究を行っている。その研究の一環として、首都圏の公立中学校を対象とした調査を実施し、学校現場でのメンタルヘルスの現状と課題を把握した上で、教材キットの開発が行われた。

 教材キットでは、うつ病経験者のインタビューを交えた専門医の疾患解説により、うつ病についての基本的理解と当事者への共感を築いた上で、生徒の心の健康に役立つストレスマネジメントについて教員が理解をしたうえで授業を実施してもらうことを狙いとしているという。

 今回の「うつ病」編教材キットの開発は、この共同研究プロジェクトが中心となり、精神疾患患者支援団体である「特定非営利活動法人 地域精神保健福祉機構(コンボ)」の協力、国立精神・神経センター総長 樋口輝彦氏の医療監修のもと制作、教員用解説書・映像教材・教材活用例がCD-Rにまとめられている。

詳細はプレスリリースへ
http://www.lilly.co.jp/CACHE/news_2009_18.cfm