父母両方の喫煙で出生時の低身長リスクが増大

両親の喫煙が出生アウトカムに及ぼす影響を調査した結果、母親の喫煙は出生時の体重および身長と有意に関連し、両親とも喫煙していた場合、低身長のリスクが増加することが、岡山県立大学の井上 幸子氏らの研究で明らかになった。Journal of public health誌オンライン版2016年5月24日号に掲載。
子どもの健康に対する両親の喫煙の有害作用はこれまで研究されてきたが、両親の喫煙それぞれの交互作用を示す研究はほとんどなく、また、出生時の体重以外のアウトカムは評価されていない。そこで著者らは、出生アウトカムにおける両親それぞれの喫煙ならびにその交互作用の影響を調査した。
著者らは、1997~2010年に浜松市内の大規模な病院で出産した両親と新生児について、妊娠から出産まで、病院ベースのフォローアップ研究を実施した。喫煙と成長の関係は、ロジスティック回帰を用いて評価した。
主な結果は以下のとおり。
・母親の喫煙は、出生時の低体重、低身長、小さい頭囲に関連していた。
・父親の喫煙は、出生時の低身長と小さい頭囲に関連していた。
・調整モデルにおいて、両親の喫煙は出生時の低体重(オッズ比[OR]:1.64、95%信頼区間[CI]:1.18~2.27)と低身長(-1標準偏差[SD] OR:1.38、95%CI:1.07~1.79、-2 SD OR:2.75、95%CI:1.84~4.10)と明確な関連性を示した。
(ケアネット 金沢 浩子)
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