慢性疼痛診療プラクティス ~進化するnon cancer pain治療を考える~ 公開日:2012/09/18 企画・制作 ケアネット 本邦における非がん性の慢性疼痛は約23%の有病率ともいわれ、全国でおよそ2,000万人が慢性疼痛で苦しんでいると推計される。しかしなら、民間療法に頼る患者も多く、医療機関を受診しているのは一部であるといわれる。さらに、この受診患者における治療満足度は約3割と低い。 また、疼痛は症状の一つにとどまらず、進展すると廃用症候群にもつながり、患者の予後にも大きな影響を与える。このような中、臨床現場での診療実態をふまえ、専門家に実験的な非がん性慢性疼痛診療の情報を紹介いただく。 コンテンツ 白土 修 氏 福島県立医科大学会津医療センター 整形外科・脊椎外科学講座 教授 腰痛診療ガイドライン策定の背景 腰痛におけるトリアージの重要性 運動療法は腰痛に有効か 心理社会的因子と腰痛の関係 ガイドライン策定から一年を経て 全国の先生方へ 牛田 享宏 氏 愛知医科大学医学部 教授 学際的痛みセンター 兼 運動療育センター長 運動器慢性疼痛の頻度は高い 運動器手術の目的と患者さんの理解のずれが生み出すもの 運動器慢性疼痛診療の原則は動かすこと 細井 昌子 氏 九州大学病院 心療内科 心療内科が痛みを診る:その理由 難治の慢性疼痛患者さんの傾向 久山町疫学研究における慢性疼痛と失感情症の調査からみえてきたこと 慢性疼痛患者さんの診療におけるdos and don'ts 橘 俊哉 氏 兵庫医科大学整形外科 脊椎疾患にみる慢性疼痛 脊髄障害性疼痛 Pain Drawingを治療に応用する 紺野 愼一 氏 福島県立医科大学医学部 整形外科学講座 教授 無視できない慢性腰痛の心理社会的要因 簡易問診票「BS-POP」の有効活用 佐藤 純 氏 名古屋大学環境医学研究所 近未来環境シミュレーションセンター准教授 「天気痛」とは?低気圧が来ると痛くなる…それ、患者さんの思い込みではないかも!? 住谷 昌彦 氏 東京大学医学部附属病院 医療機器管理部/麻酔科・痛みセンター 神経障害性疼痛の実態をさぐる 痛みと大脳メカニズムをさぐる 【CASE REPORT】腰椎圧迫骨折後の慢性腰痛症 症例経過 症例解説 三木 健司 氏 尼崎中央病院 整形外科/大阪大学疼痛医療センター/行岡病院 リウマチ科 整形外科領域にみる慢性疼痛 関節疾患にみる慢性疼痛 【CASE REPORT】非器質的疼痛とオピオイド治療 症例経過 症例解説 小川 節郎 氏 日本大学医学部 麻酔科学系麻酔科学分野教授 概論:慢性疼痛治療(1) 概論:慢性疼痛治療(2) 掲載内容はケアネットの見解を述べるものではございません。(すべての写真・図表等の無断転載を禁じます。) 本コンテンツに関する下記情報は掲載当時のものです。 [データ、掲載内容、出演/監修者等の所属先や肩書、提供先の企業/団体名やリンクなど] キーワード 侵害受容性疼痛| 神経障害性疼痛| 糖尿病性神経障害| 脊柱管狭窄症| 脳卒中後疼痛