レセプト査定の回避術 公開日:2018/07/02 企画・制作 ケアネット 月末、月初のレセプトの書類作成は大変です。病院に勤務していれば、人手もあり、専門スタッフもいて分担してできますが、クリニックでは院長が全部を担っている場合もあります。しかも、せっかく作成したレセプトが査定されてしまったら、その徒労感は計り知れません。 このコーナーでは、レセプト作成でよくあるケアレスミスや勘違い事例を提示することで、作成時のうっかりを減らし、正しい診療がきちんと請求できるためのコツを紹介していきます。 レセプト請求のエキスパート、櫻井 雅彦氏(三井記念病院医師支援部医療安全管理部 シニアマネージャー)が解説。 ■櫻井氏が指摘するよくあるレセプト作成時のミス 1)レセプト査定の半数以上は傷病名漏れです。 きちんと傷病名が付いていますか? 2)副作用疑い時の検査施行の傷病名は付いています? 3)必要と思われるコメント、症状詳記は付いていますか? コンテンツ一覧 第8回 肝硬変で同時施行の検査が査定/脳性Na利尿ペプチド検査の回数制限/アムロジンの添付文書外処方で査定/筋筋膜性腰痛症の治療で査定 第7回 敗血症でのプレセプシン定量検査で査定/甲状腺機能低下症検査の査定/末梢神経障害で処方したリリカの査定/尿意切迫で処方したトビエースの査定 第6回 腎症でシスタチンCの検査が査定/心不全の各種検査での査定/リーバクト配合顆粒処方での査定/ミカルディス錠処方での査定 第5回 再診料CT検査での査定/セルベックス処方での査定/カデュエット配合錠処方での査定/強力ネオミノファ-ゲンシ-増量処方での査定 第4回 DICへのアンスロビンP500の査定/セロクエル錠処方に伴うHbA1c検査の査定/腫瘍マーカー検査の査定/C型慢性肝炎検査の査定 第3回 カリメート処方が査定/ヘリコバクター・ピロリ感染症での査定/心筋梗塞でのH-FABP検査の査定/自己免疫疾患の臨床検査での査定 第2回 プラバスタチンの処方/カモスタットの処方/クエチアピンの処方と検査/肝硬変での検査 第1回 炎症疾患疑いの検査/頓服薬の期間算定/腫瘍マーカーの検査/皮膚科特定疾患指導管理料 ※ケアネットでは、本コーナーの記事内容から離れた、個別のレセプト請求や照会などに関する回答および取り次ぎは行っておりません。あらかじめご了承ください。 講師紹介 櫻井 雅彦 ( さくらい まさひこ ) 氏三井記念病院 医師支援部 医療安全管理部 シニアマネージャー [略歴] 1975年10月社会福祉法人三井記念病院医事課勤務。2007年3月東京都社会福祉協議会医療部会委員、医療部会医事研究会会長。2009年12月日本病院会病院経営管理士通信教育医事・事務部門管理講師。2010年4月全国病院経営管理学会講師。2011年1月日本病院会病院中堅職員育成研修「医事管理コース」講師などを歴任。著作に『改訂7版 査定・返戻対策と効果的な症状詳記』(経営書院)など発行し、全国の医師会などで講演を実施。 櫻井氏の著書 『改訂7版 査定・返戻対策と効果的な症状詳記』 オンデマンド臨床医学チャンネル(CareNeTV)のご紹介 CareNeTVとは CareNeTVは医師・医療者のための臨床医学チャンネル。 臨床の第一線で活躍する一流講師陣による、楽しく役立つプログラムが満載!2,000番組以上のラインナップから選んで学べるオンデマンドサービスです。 プライマリケアから専門分野まで、臨床のスキルアップのための番組を中心に、専門医試験対策、プレゼン、英語、統計などさまざまなジャンルの動画コンテンツがそろっています。 CareNeTVの詳細はこちら ページTOPへ 掲載内容はケアネットの見解を述べるものではございません。(すべての写真・図表等の無断転載を禁じます。) 本コンテンツに関する下記情報は掲載当時のものです。 [データ、掲載内容、出演/監修者等の所属先や肩書、提供先の企業/団体名やリンクなど]