【ハーバード荻野×スタンフォード池野】 なぜ、日本は“ダメな国”になってしまったのか?

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公開日:2019/10/07

ハーバードとスタンフォード。長年に渡って米国トップ大学で活躍する2人の日本人医師が、日本の研究開発・イノベーションを再生させるためのヒントを語り合う対談。全3回でお届けします。

講師紹介

荻野 周史 ( おぎの しゅうじ ) 氏ハーバード大学 教授

[略歴]

兵庫県明石市出身。東京大学医学部医学科卒業後、東京大学大学院病理学第一教室へ。1年後に大学院を休学し、在沖縄米国海軍病院のインターンに。その後、アレゲニー総合病院(ペンシルベニア州)で病理科学研修、ケース・ウェスタン・リザーブ大学で後期病理科学研修、ペンシルベニア大学で分子病理学フェローとして経験を積む。2001年にハーバード大学のInstructor、2004年Assistant Professor、2008年Associate Professor、2015年より現職。同大学の医学大学院および公衆衛生学大学院、ブリガム・アンド・ウィメンズ病院、ブロード研究所(マサチューセッツ工科大学とハーバード大学の共同関連)において、研究と教育に携わっている。2010年より分子病理疫学分野を提唱し、その第一人者として2013年から国際分子病理疫学学会を主催。その功績により学会賞など多数受賞。米国病理科学専門医、American Board of Clinical Chemistry認定の分子診断学およびAmerican Board of Pathology認定の分子遺伝病理学超専門医。

池野 文昭 ( いけの ふみあき ) 氏スタンフォード大学 主任研究員

[略歴]

静岡県浜松市出身。自治医科大学卒業後、9年間、僻地医療を含む地域医療に携わり、日本の医療現場の課題、超高齢化地域での医療を体感する。 2001年からスタンフォード大学・循環器科で研究を開始し、以後18年間、200社を超える米国医療機器ベンチャーの研究開発、動物実験、臨床試験等に携わり、創業時から関与し、成功したベンチャーも多数。研究と並行して、2014年から医療イノベーターを育成する「スタンフォードバイオデザイン」のアドバイザーとしても活動し、同プログラムの日本版「Japanバイオデザイン」の立ち上げ役となり、2015年より大阪大学、東京大学、東北大学で実施。そのほか、国立研究開発法人 日本医療研究開発機構(AMED)、静岡大学イノベーション社会連携推進機構 事業プロデューサー、自ら取締役を務める医療ベンチャーキャピタルMedVenture Partners株式会社をはじめ、官民・政経を問わず多方面の活動に取り組んでいる。

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