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プライマリケアでよく見る精神症状の診方と対応のコツ

エキスパートが伝授する本当の “こころの診かた” とは?

診療科
精神科/心療内科 
収録内容
第1回「これで安心!パニック障害と過換気症候群」
第2回「そうだったのか!うつ病治療の最新エビデンス」
第3回「現代型うつ病大流行!?プライマリ・ケア医の心得」
講師
坂元 薫
収録時間
99 分
価格
5,500円(税込)
発行日
2011-04-22
商品コード
CND0160

第1回「これで安心 ! パニック障害と過換気症候群」


心の病に関する最新の知見を、わかりやすく噛み砕いてお送りします。「1億総うつ病化時代」とも呼ばれる現代。「うつ病」をはじめとする精神症状の正しい理解、患者や家族に対するアプローチ方法など、豊富な臨床経験から導き出された診断方法と対応のコツを紹介します。「うつ病」に対する様々な偏見や誤解を見事に覆し、プライマリ・ケア医としていかにうつ病を診断するか、そのポイントと専門医への紹介までをお届けします。

パニック障害の診断基準と疫学、さらに、パニック障害と間違われやすい「過換気症候群」についても取り上げ、この二つの症例の見極め方も紹介します。

第2回「そうだったのか ! うつ病治療の最新エビデンス」
うつ病の具体的な症状を取り上げ、診断につなげるまでの手順について紹介します。さらに治療で第一に用いられる薬剤の薬理効果と並行して、世間に蔓延する抗うつ薬に対する偏見を撥ね退けてわかりやすく解説します。

第3回「現代型うつ病大流行 ! ? プライマリ・ケア医の心得」
近年増加を続ける「現代型うつ病」を取り上げます。従来のうつ病とは症状の異なる現代型うつ病の特徴を紹介し、「うつ病セレブ」と「うつ病難民」といった患者層の広がりについて、鋭く警鐘を鳴らします。また、自院でうつ病の患者に出会った際の精神科への依頼指針を示し、見落としがちな「双極性障害」への理解も促します。
さらに、医師の側でもうつ病を発症するケースが増えていることから、医師が自らリラックスできる方法も考案します。プライマリ・ケア医必見です。

坂元 薫 ( さかもと かおる )氏 東京女子医科大学 精神医学講座 教授

1956年東京生まれ。1982年東京医科歯科大学医学部卒業後、東京女子医科大学神経精神科にて研修。1984 年同助手。1985~87年旧西ドイツ政府給費留学生としてボン大学精神科留学。1993年東京女子医科大学神経精神科講師、2003年同助教授。2007年現職。 気分障害の臨床研究に従事。日本精神神経学会評議員。日本精神科診断学会評議員。日本総合病院精神医学会評議員。日本うつ病学会評議員。NPO法人日本うつ気分障害協会(MDAJAPAN)理事。気分障害、不安障害の臨床研究、臨床精神薬理の専門領域において我が国を先導する医師のひとり。臨床面での実務や研究だけでなく、様々な講演や著書を通じて、広く心の病に対する「正しい知識の普及」に注力した啓発活動を行う。 著書:『気分障害の臨床-経験とエビデンス』(星和書店)、『Affective Disorders』(分担執筆/Brunner-Routledge)