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Dr.岡田のアレルギー疾患大原則<第1巻>

アレルギー疾患の大原則を網羅!診察、検査、治療の選択がスッキリと見えてきます。

シリーズ名
Dr.岡田の大原則シリーズ
診療科
アレルギー科 
収録内容
第1回「アレルギー疾患の診方・考え方」
第2回「食物アレルギー」
第3回「アナフィラキシーとアナフィラクトイド反応、虫刺されアレルギー」
講師
岡田 正人
収録時間
122 分
価格
6,266円(税込)
発行日
2007-11-09
商品コード
CND0083

第1回「アレルギー疾患の診方・考え方」


「アレルギーかな?」と思ったら、まずはI 型の即時型アレルギーか、それ以外の非I型かを区別して考えるだけで、診察、検査、治療の選択がスッキリと見えてきます。実際の外来で使われることが多いRAST検査に関しては、たとえば「小麦のクラス4と卵のクラス2のどちらが重要か?」など、いつ何をオーダーし、どのように読むかまでを解説します。喘息と鼻炎の治療の相互効果、患者に誤解を与えないアレルゲン曝露の指導方法、アナフィラキシー治療の大原則など、各アレルギー疾患の外来診療における大原則を網羅してお届けします。すぐに役立つ情報満載です。

第2回「食物アレルギー」
食物アレルギーの患者さんが外来に来たとき、まずRAST検査をオーダーして、再診で結果を見てから考えていませんか? アレルギー診療は大原則をいくつかマスターすることによって大きくステップアップします。「アレルギーを全身疾患としてとらえる」、「I型と非I型をまず鑑別する」という大原則に基づき、日常診療で出会う代表的なアレルギー疾患を、ひとつずつ取り上げていきます。小児から成人までの食物アレルギーの症例を通して、RAST検査の単なる陽性/陰性以上の正しい読み方、食物同士の交差反応からの原因食物の見つけ方、最近注目されている口腔アレルギー症候群や、アレルギーと間違われやすいScombroid poisoningなどを解説します。

第3回「アナフィラキシーとアナフィラクトイド反応、虫刺されアレルギー」
アナフィラキシーはアレルギーの数少ないエマージェンシーのひとつであり、ベテラン医師でも突然の遭遇時には慌ててしまいがちです。そこで重要な症状と初期評価、反射的に行うべき治療、第2段階の治療、特殊例に対する治療を、それぞれ一つの図にまとめながら症例に基づいて示します。この図解をファイルにして診察室に置いておくと安心です。また、エピネフリンを皮下注でなく筋注する理由、自己注射の必要性を患者に納得させるデータ、禁忌薬剤、治療後の観察時間と患者説明など具体的に解説します。いざというときに慌てないように、転ばぬ先のアナフィラキシー実践講義です。

岡田 正人 ( おかだ まさと )氏 聖路加国際病院 Immuno-Rheumatology Center 部長・センター長

1991年より米国のニューヨーク・ベスイスラエルメディカルセンターにて内科研修後、1994年よりイェール大学病院にてリウマチ膠原病内科とアレルギー臨床免疫科にて専門研修。1997年から仏国のパリ第5大学医学部およびNYコーネル大学の関連病院にてセクションチーフを8年間務めたのち帰国し2006年より現職。京都大学大学院、東京大学医科学研究所、大分大学非常勤講師、愛知医科大学客員教授。Yale Physician-Scientist Award、ACR Senior Rheumatology Scientist Award受賞。米国内科・リウマチ膠原病内科・アレルギー臨床免疫科(成人・小児)専門医。在仏中はル・コルドン・ブルーのワイン講座に通い、現在もワインセラーには500本以上を貯蔵するワイン通。