第5回「Disclosure of Case,Strategic Inquiry & Reasoning Case #2」
今回の症例は、目が見えづらいと救命救急室を訪れた48歳男性。その訴えから推測される可能性を洗い出していきます。また、強い頭痛に長期間悩まされている男性の場合、どのような問題が考えられるでしょうか。そして、2つのケースを検証後、もしもこれらが同一人物の訴えである場合は、さらにどのような分析が可能かディスカッションを展開します。患者さんの多様な主訴、身体所見、検査所見を前にして、どういった点を念頭に置いてアプローチするべきか?一見、無関係に思われる複数の現象が、一つの仮説で一元的に説明できるかどうかを多角的に探るスーパートレーニングです!
第6回「Disclosure of Case,Strategic Inquiry & Reasoning Case #3」
今回の症例は、昏睡状態で家族に発見され、救急車で運ばれてきた75歳女性。ディスカッションの核となるのは、眼底所見です。人体で唯一、動静脈を直視できる部位である眼底から、頭の中の状態を推測する手掛かりを集めて、論理的に分析し、有効と考えられるアプローチを洗い出していきます。一見、無関係に思われる複数の現象が、一つの仮説で一元的に説明できるかどうかを多角的に探るスーパートレーニング!
プレゼンテーション&ディスカッション
第7回「Presentation & Discussion」
今回は、第4回〜6回の3症例を検証する中で見つかった学習課題について、2時間の自習の後、各参加者がプレゼンテーションします。
[1]強い頭痛を訴えて深夜に救命救急室を訪れた33歳男性
[2]目が見えづらいと救命救急室を訪れた48歳男性
[3]昏睡状態で家族に発見され、救急車で運ばれてきた75歳女性
限られた時間で収集した情報を基に展開される発表を受けて、もう一度、3例の関連性について全員でディスカッションを進め、分析と理解を深めます。
ケース・マッピング/評価&フィードバック
第8回「Case Mapping / Evaluation & Feedback」
最終回は、まず3つの症例に関して収集した事実と、ディスカッションを通じて導き出された仮説を、基に情報を整理していきます。そしてここで再度、病態生理の面から、患者の症状や徴候、その後の治療経過を矛盾なく説明することができるダイアグラムの作成を目指します。また、3日間に渡って行われたセミナーを締めくくる「Evaluation &Feedback」では、360度評価の手法を用いて、参加者全員が互いの<評価されるべき点>と<改善されるべき点>を洗い出します。