第252回 依存や鎮静などを回避しうる新しい鎮痛薬を米国が承認 最終更新:2025/02/04 新しい作用機序の非オピオイド鎮痛薬が米国で承認されました。適応は中等度~重度の急性痛で、依存や鎮静を回避しながら効果的に疼痛を軽減できると期待されています。しかし、慢性痛の試験では意外な障害があり…。
第251回 細菌との旧交を温めて肥満を予防 最終更新:2025/01/28 牛乳や土壌に含まれる身近な細菌をマウスに週1回注射することで、油や砂糖が多い現代的な食事による体重増加を防いだことが報告されました。暴飲暴食を前もって帳消しにすることも夢ではないかもしれません。
第250回 エムポックス薬の日本承認に専門家が驚いている 最終更新:2025/01/21 エムポックスに適応を有する新たな抗ウイルス薬が2024年末に承認されました。しかし、その承認に専門家は驚いています。
第249回 睡眠薬は睡眠中の脳の洗浄を妨げるらしい 最終更新:2025/01/14 睡眠が重要であることは言うまでもありませんが、睡眠薬の服用は睡眠中のノルアドレナリンの放出を抑制し、眠っているときに作動する脳の老廃物を排出するシステムを妨げる可能性が報告されました。
第248回 GLP-1薬とてんかん発作を生じにくくなることが関連 最終更新:2025/01/07 新たなメタ解析で、GLP-1受容体作動薬とてんかん発作を生じにくくなることの関連が報告されました。どのような機序によるものなのでしょうか?また、ほかの血糖降下薬でも効果が期待できるのでしょうか?
第247回 プラスチックの化学物質のたった1年間の影響で世界的に約60万例が死亡 最終更新:2024/12/31 プラスチックによく含まれている3種類の化学物質が、早期死亡、慢性疾患発症、IQ低下を引き起こしていることが明らかになりました。曝露を減らすことで死亡率が減少した報告もあり、早急な対応が求められます。
第246回 カロリー制限と抗老化作用の関連を担う胆汁酸を発見 最終更新:2024/12/24 新たな研究の結果、カロリー制限が抗老化作用をもたらすことに、胆汁酸の一種が寄与することが判明しました。ほぼ継続不可能なカロリー制限をせずとも、抗老化作用を引き出すことができるかもしれません。
第245回 いつもより多めの運動で記憶向上が翌日まで保たれる 最終更新:2024/12/17 運動後に認知機能が向上することがこれまでの研究で示されていますが、その効果がいつまで続くかは不明でした。今回、少し強度が高い運動を長めに行うことによって、記憶力向上が24時間続くことが報告されました。
第244回 果糖は肝臓で作られる脂質を増やしてがんの増殖を促す 最終更新:2024/12/10 果糖の摂取が腫瘍の成長を促すことが、ワシントン大学の新たな研究で示されました。意外にも、果糖が腫瘍の直接の栄養として利用されるわけではありません。では、その仕組みとは?
第243回 ED薬・タダラフィルやシルデナフィルと死亡、心血管疾患、認知症の減少が関連 最終更新:2024/12/03 勃起不全(ED)薬としてよく知られるタダラフィルやシルデナフィルの使用と死亡、心血管疾患、認知症の減少との関連が報告されました。今後のプラセボ対照無作為化試験が期待されます。