第201回 ペニスも休んでばかりだと錆び付くらしい 最終更新:2024/02/13 あくまでもマウスの話ですが、勃起すればするほど勃起を助ける線維芽細胞を増やし、勃起機能の維持に貢献するようです。哺乳類の勃起はさまざまな点で似ているため、ヒトの勃起不全の治療に役立つかもしれません。
第200回 非オピオイド鎮痛薬が米国承認申請へ 最終更新:2024/02/06 経口の非オピオイド鎮痛薬が2つの第III相試験で手術後の疼痛を有意に緩和し、いよいよ米国FDAの承認申請に進みます。また、乱用の恐れの少ない次世代型オピオイドの第III相試験も始まります。その特徴とは?
第199回 コロナ感染でくしゃみが生じる仕組みを発見/コロナ感染でドーパミン神経が老化する 最終更新:2024/01/30 新型コロナ感染でよく生じる症状の1つ、くしゃみを誘発する仕組みが見つかりました。今回見つかった仕組みは新型コロナのみならず、そのほかのウイルス感染の症状や感染の伝播を減らす手段の開発にも役立ちそうです。
第198回 吸引して尿を調べるだけの手間いらずな肺がん診断法を開発 最終更新:2024/01/23 初期肺がんの検診といえば低線量CTが標準となりつつありますが、CTのような大掛かりな装置がなくとも、吸入と尿検査という簡便な検査で初期肺がんを正確に検出しうることが裏付けられました。その仕組みとは?
第197回 セマグルチドと自殺念慮は関連せず 最終更新:2024/01/16 GLP-1作動薬の自殺リスクが取り沙汰されていますが、セマグルチド服用患者における自殺念慮の初発率と再発率は、ほかの抗肥満薬を服用する患者よりも低いことが明らかになりました。考えうるメカニズムとは?
第196回 コロナ後遺症の原因と思しきミトコンドリア異常を同定 最終更新:2024/01/09 long COVIDの1つである疲労の根本原因がミトコンドリアの機能低下である可能性が報告されました。疲労は気のせいではなく、れっきとした生理作用に基づくものであり、今後の治療の開発が期待されます。
第195回 女性の涙で男性の攻撃性が鎮まる 最終更新:2023/12/26 これまで、涙に攻撃性を鎮める役割があることはげっ歯類の研究で報告されています。今回、ヒトの女性の涙にも男性の攻撃性を鎮める成分を含むことが示されました。その攻撃性の抑制効果は40%強もあるとのこと。
第194回 妊娠中のつわり症状の原因を同定 最終更新:2023/12/19 「つわり」の症状が極めて強い妊娠悪阻は、妊婦の入院の大きな原因の1つです。今回、あるホルモンがつわりの原因であることが同定されました。つわりの予防やがんなどによる悪心・嘔吐への応用が期待されています。
第193回 米国のゲノム編集治療の幕開け~鎌状赤血球症の遺伝子編集治療を英国に次いで米国も承認 最終更新:2023/12/12 遺伝性疾患に対するゲノム編集治療が英国に次いで米国でも承認されました。現時点では鎌状赤血球症の適応のみですが、日本でも診る機会が多い疾患での臨床開発も進んでいます。
第192回 ヒト細胞の小さなロボットが神経損傷を修復 最終更新:2023/12/05 ロボットのように動く細胞入りの構造物であるバイオボットなど「生きた機械」を作る取り組みが近年盛んになっています。今回、ヒトの細胞から作られたバイオボットが、神経損傷を修復することに成功しました。