“IVUS-using PCI”?―違和感だらけのIVUS-CHIP試験(解説:中野明彦氏)
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【背景】IVUS-guided PCI vs. angio-guided PCIについてはこれまで数多くの試験が行われ、メタ解析を含めIVUS-guided PCI 優位という結果が大勢だった。1,000例を超える大規模RCTには、IVUS-XPL(2015、韓国、long lesion)、ULTIMATE(2018、中国、all-comers)、IVUS-ACS(2024、中国主体、ACS)などがあり、いずれもMACEあるいはTLF/TVFがほぼダブルスコアの結果だった。さらに、IVUSにOCTを含めた血管内イメージングガイド戦略として複雑病変を対象に比較したRENOVATE-COMPLEX-PCI(2023、韓国)も同様の結果だった。こうした流れの中で、複雑・高リスクPCIを対象とした今回のIVUS-CHIP試験が、主要評価項目である標的血管不全においてハザード比1.25(95%CI:0.97~1.60)と、むしろIVUS-guide群が不利にも見える結果を示したことは驚きであった。