がん患者向け情報は適切か?充分か? 今年度癌治療学会ランチョンセミナーにて議論

提供元:ケアネット

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公開日:2009/10/16

 



財団法人パブリックヘルスリサーチセンターJPOP委員会は、NPO法人日本臨床研究者支援ユニット、国立がんセンターがん対策情報センターとの共催で「がん患者向け情報は適切か、充分か? ―より良い患者・医療者関係のためのコミュニケーションを目指して―」と題し、本年度癌治療学会にてランチョンセミナーを開催。がんの患者に向けての情報提供のあり方について取り上げる。

科学的根拠を欠く医療情報の氾濫、不適切な情報、患者・医療者間のコミュニケーションギャップ、患者間の情報格差は、がん患者の治療への不満足、医療者への不信、そしてがん難民を生む重大な要因のひとつである。SPIKESのような医療者側のコミュニケーションスキル向上の努力と同時に、患者に対する情報提供の基盤整備が必要であるが、この方面の取り組みはわが国では遅れていた。 本セミナーでは、このような現状を理解し、状況改善の方向を探る。
(2009年10月23日 12:00 ~ 12:50 パシフィコ横浜 第8会場)

演題は下記。
 
演題1.「がん患者が求める情報」
 
演題2.「がん領域における情報格差の現状と対策」
 
演題3.「がん患者を翻弄させるウェブ情報の実態」
 
演題4.「ウェブサイトJPOP-VOICE:がん患者の体験動画に見る質的情報の意義」
 
パネルディスカッション「混沌から、より良い患者―医療者関係の構築へ」
(司会) 大橋靖雄氏
東京大学大学院医学系研究科公共健康医学生物統計学/財団法人パブリックヘルスリサーチセンターJPOP委員会委員長

詳細はこちら(PDF)
http://www.phrf.jp/jpop/luncheon.pdf