罹病期間2年以下の早期関節リウマチ成人患者に、ORENCIAの持続的な臨床反応を確認

提供元:ケアネット

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公開日:2009/10/27

 



米ブリストル・マイヤーズ スクイブ社は10月19日(現地時間)、罹病期間2年以下でメトトレキサート未治療の中等度から重度の関節リウマチ患者に対するORENCIA(一般名:アバタセプト)の投与を支持する2年間の試験結果を発表した。

AGREEスタディは、ORENCIAとメトトレキサートの併用投与を受けた患者とメトトレキサートの単剤投与を受けた患者を比較する試験で、このスタディによると、ORENCIAとメトトレキサートを併用した患者で、低疾患活動性スコア(疾患活動性を評価する総合的な指標であるDAS28-CRPが2.6未満)を達成した患者は、24ヵ月後の時点まで持続されていたことが明らかになったという。さらに、ORENCIAとメトトレキサートの併用投与を受けた患者のうち、55.2%が低疾患活動性スコアを達成した。これらの患者のうち、半数以上は活動性を示す関節がなかったという。また、ORENCIAとメトトレキサートの併用により、痛み、腫脹、疲労感が軽減されることに加え、X線画像で見た関節リウマチの進行が抑制され、身体機能が改善され、その後のオープンラベル期間の安全性プロファイルは、試験の二重盲検期間と同等であったとのこと。

このデータは10月18日、フィラデルフィアで開催された米国リウマチ学会(ACR:American College of Rheumatology)の年次学術会議で発表されている。

詳細はプレスリリースへ
http://www.bms.co.jp/press/20091023.html