MN-221の慢性閉塞性肺疾患を適応とするフェーズ1b臨床試験を開始

提供元:ケアネット

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公開日:2009/11/09

 



メディシノバ・インクは4日、高い選択性を有するβ2アドレナリン・レセプター作動薬である同社開発化合物MN-221について、COPD(慢性閉塞性肺疾患)増悪の治療に対する安全性を評価するフェーズ1b臨床試験を開始したと発表した。

同臨床試験は、安定期にある中等度から重度の患者を対象として用量漸増方式を用いて行われる。同社はMN-221に関して、すでに喘息の急性発作治療薬としての開発を行っていて、COPDは呼吸器疾患としての2つ目の適応と位置づけているとのこと。

CDC (米国疾病対策予防センター)のデータによると、2,000年には、米国で推定約1,000万人の成人がCOPDと診断されている。COPDを原因とする同年の死亡者数は119,000人、入院者数は726,000人、救急施設の診療を受けた患者数は、150万人に上っている。CDC及びNIH(国立衛生研究所)の呼吸器疾患に関する最近のレポートは、COPDの有病率及び年齢調整死亡率は、1980年との比較で、30%も増加したと述べているという。

詳細はプレスリリースへ(PDF)
http://www.medicinova.jp/pdf/irnews/11042009COPDMN221final.pdf