世界で1万人以上の心房細動患者が加する新たな大規模症例登録調査が開始 提供元:ケアネット ツイート 公開日:2009/11/24 仏サノフィ・アベンティス社は16日、心房細動患者を対象とした国際的な横断的観察研究であるRealiseAF症例登録調査(Real life global Survey Evaluating patients with Atrial Fibrillation:心房細動の患者を評価する実際的な世界的調査)を開始したことを発表した。同社の日本法人が19日に報告した。RealiseAFは、心房細動のコントロールについて評価し、ヨーロッパ、中南米、アジア、中東、および北アフリカの幅広い心房細動患者集団の心血管リスクプロファイルを調査することを目的として設計された。この症例登録調査では、発作性、持続性、永続性心房細動の患者さんや、一過性の原因による心房細動患者を含む、幅広い心房細動患者集団に関する新たなデータを収集することを目指す。RealiseAF症例登録調査は、心房細動の罹病歴があり、過去12ヵ月間に1件以上の心房細動エピソードを経験したか、または現在心房細動を抱える27ヵ国1926施設の1万人以上の患者について、追跡調査を行うもの。対象には、発作性、持続性、永続性心房細動の成人患者、小児患者、一過性の原因(甲状腺機能亢進症、アルコール中毒、心筋梗塞の急性期、心膜炎、心筋炎、電撃症、肺塞栓症またはその他の肺疾患、水電解質異常、代謝障害など)による心房細動患者が含まれる。収集されるデータに含まれる尺度は、家族または本人の心血管リスク因子の有無、併存疾患の罹病歴、過去12ヵ月間の入院につながる心血管イベント、心血管系の介入治療、心房細動の罹病歴・特徴、心房細動の管理、およびQOL評価である。試験に参加する心臓専門医(開業医および勤務医)と内科医は、無作為に選ばれる。患者募集は2009年10月末に開始されており、最終結果は2010年末に得られる見込み。詳細はプレスリリースへhttp://www.sanofi-aventis.co.jp/live/jp/medias/CBC868FD-8DE7-430E-BF5F-60B78B3098F5.pdf 掲載内容はケアネットの見解を述べるものではございません。(すべての写真・図表等の無断転載を禁じます。) このページを印刷する ツイート [ 最新ニュース ] 鉄欠乏心不全、カルボキシマルトース第二鉄vs.プラセボ/JAMA(2025/04/10) PADを有する2型DM、セマグルチドは歩行距離を改善/Lancet(2025/04/10) 未治療多発性骨髄腫の新しい治療選択肢:パラダイムシフトは起こるか(2025/04/10) 「心不全診療ガイドライン」8年ぶりの全面改訂/日本循環器学会(2025/04/10) 「胃癌治療ガイドライン」改訂のポイント~薬物療法編~/日本胃癌学会(2025/04/10) 神経発達障害を併発する強迫症に関与する免疫学的メカニズム(2025/04/10) 新たな冠動脈リスク予測モデルで女性のMACEリスクを4段階に層別化可能(2025/04/10) ストレスは若年女性の原因不明脳梗塞のリスク(2025/04/10)