ACTEMRAが全身型若年性特発性関節炎発症の小児において疾患の症状を改善する

提供元:ケアネット

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公開日:2009/11/26

 



スイス・ロシュ社は20日、ACTEMRA(tocilizumab、EU販売名:RoACTEMRA)が全身型若年性特発性関節炎(sJIA)を対象とした試験において、sJIA治療の重要な有効性指標である疾患の症状を有意に改善し、主要評価項目を達成したことを発表した。同日、中外製薬株式会社が報告した。

TENDER試験の結果は、ACTEMRAの投与を受けた患者の大部分で、プラセボ投与を受けた患者に比べて12週間の治療後の疾患の症状(JIA ACR30と発熱なし)が明らかに改善したことを示したという。TENDER試験におけるACTEMRAの忍容性は概ね良好で、12週間の治療後の全体的な安全性プロファイルは、他の試験で以前に報告された結果と一致していたとのこと。

TENDER試験は、ACTEMRAにおける初の多国籍第III相臨床試験で、これまでに得られた2つの日本の臨床試験成績を裏付けている。試験の結果は、近く開催される国際学会で報告される予定。また、全データと安全性のフォローアップデータは将来、グローバルにおけるsJIAの適応追加の申請に用いる予定とのこと。

詳細はプレスリリースへ
http://www.chugai-pharm.co.jp/generalPortal/pages/detailTypeHeader.jsp;jsessionid=VIWFWCQDAG4TECSSUIHCFEQ?documentId=doc_16442&lang=ja