ファイザー株式会社が19日に発表した調査結果によると、職場での不快な咳、8割以上が“早く病院に行って治療して欲しい”と思っており、44.5%が3日以内に受診、一方で4人に1人は1週間以上様子見している実態が明らかになったという。この調査は、同社が2009年10月10日に、15歳以下の子供を持つ20代~40代の会社員男女600人(男女 20代、30代、40代/各100人)を対象に、職場での咳への意識と感染対策の状況に関するインターネット調査を実施したもの。
職場で咳をしている人を半数以上が気になっている
今回の職場での咳への意識に関する調査によって、主に次のことが明らかになったという。
職場に同僚が咳き込みながらマスクをつけて出社してきた際に、どんな印象を持つかという質問には、「早く病院に行って治療して欲しい」の項目に対して「非常にそう思う」33.3%(200人)、「そう思う」50.7%(304人)と、全体の8割以上が職場で咳き込む同僚に対して、病院での早期治療を望んでいることが明らかになった。また、「マスクをしているので咳をしていても気にならない」の項目に対しては、「あまりそう思わない」47.3%(284人)、「全くそう思わない」6.5%(39人)と、半数以上がマスクの有無に関わらず、職場で咳をしている人が気になっていることもわかった。
「もし咳が続く状態で会社に出社するとしたら、マスクを着用しますか?」との質問には、20.7%(124人)が「あまり着用しない」、5.0%(30人)が「着用しない」と、全体の4人に1人が、咳が続く状態にもかかわらず職場でマスクを着用しないと答えた。着用しない理由としては、「装着感が不快だから」を挙げている人が44.2%(68人)と最も多く、「マスクを着用するのが面倒だから」の15.6%(24人)、「会話や飲食がしづらいから」の13.0%(20人)を大きく上回った。
咳が気になるのに医療機関を受診しない理由のトップは「放っておけば自然とおさまると思ったから」が38.9%(28人)で最も多く、次いで「忙しくて病院を受診する時間がなかったから」22.2%(16人)、「咳ぐらいで病院を受診するのはおおげさだと思ったから」20.8%(15人)と続いた。
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