新型インフルへの警戒感が高まる中、空気清浄機が売れている

提供元:ケアネット

印刷ボタン

公開日:2009/11/30

 



11月上旬(第3週まで、2~22日)の空気清浄機の販売は、数量前年比が約2.6倍、金額前年比が約3倍となった。ジーエフケーマーケティングサービスジャパン株式会社が26日、家電量販店における空気清浄機の販売動向を発表した。

寒さが本格化し、新型インフルエンザへの警戒感が高まっている中、ウイルス抑制の効果を訴求する空気清浄機などの販売が拡大している。今年の第3四半期における空気清浄機の数量前年比は約2倍の104%増、金額前年比は約3倍の193%増となった。11月上旬も同様のペースで販売が進んでおり、第3週まででは数量で107%増、金額で158%増となった。

2008年第4四半期以降は吸気・捕じんをせずに、除菌・消臭・ウイルス抑制などに効果のあるイオン発生専用機が新たに製品化され、市場が拡大した。発売から1年となった今年第3四半期には、空清関連家電の数量構成比26%、金額構成比24%に達した。

空気清浄機は例年、花粉対策シーズンである第1四半期に販売の隆起がみられ、今年も第1四半期の販売が多かったが、各社のフィルタ性能の高まりにより花粉以外の微細な浮遊物(タバコの煙、ウイルス)も捕じんできるようになった。同社によると、空気清浄機は今後徐々に販売月の集中度合いが低くなり、通年商品化していくものと思われるとのこと。

詳細はプレスリリースへ(PDF)
http://www.gfkjpn.co.jp/update_file/pdf/190.pdf