カルバペネム系抗生物質注射製剤「フィニバックス」 化膿性髄膜炎の効能・効果などの承認取得

提供元:ケアネット

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公開日:2012/05/28

 

 塩野義製薬は25日、カルバペネム系抗生物質注射製剤「フィニバックス点滴静注用0.25g、同0.5g、フィニバックスキット点滴静注用0.25g(一般名:ドリペネム水和物)」について、化膿性髄膜炎の効能・効果及び小児に対する用法・用量の承認を取得したと発表した。

フィニバックスは緑膿菌に対しても強い抗菌力
 フィニバックスは、同社で創製されたカルバペネム系抗生物質注射製剤で、グラム陽性菌からグラム陰性菌、好気性菌から嫌気性菌に対し強力かつ幅広い抗菌スペクトルを有し、特に、重症・難治性感染症の原因菌として治療上問題となっている緑膿菌に対しても強い抗菌力を示すことから、中等症から重症の各科領域感染症に有用性の高い薬剤として使用されている。日本国内では、0.25gバイアルの「フィニバックス点滴静注用0.25g」及び利便性・無菌性・確実性に優れた「フィニバックスキット点滴静注用0.25g」(注射用抗生物質とその溶解液のキット製品)に加え、昨年4月の高用量(1日最大3g)の用法・用量の承認取得を踏まえ、2011年11月より0.5gバイアルの「フィニバックス点滴静注用0.5g」を販売されている。