成人T細胞白血病リンパ腫におけるモガムリズマブ欧米第2相臨床試験開始 提供元:ケアネット ツイート 公開日:2012/08/24 協和発酵キリン株式会社は23日、治療経験のある成人T細胞白血病リンパ腫(ATL)を対象としたモガムリズマブ(一般名、開発コード: KW-0761)の欧米第2相臨床試験を開始したことを発表した。モガムリズマブは、ATLを対象疾病とした希少疾病用医薬品(オーファンドラッグ)の指定を、米国食品医薬品局および欧州委員会から受けている。 モガムリズマブは、ATL細胞など、様々な悪性T細胞に過剰発現しているCCR4に対するヒト化モノクローナル抗体。同剤は、同社独自の強活性抗体作製技術「POTELLIGENT(ポテリジェント)」を応用した抗体で、ADCC活性による抗腫瘍効果を示すという。 国内では、「ポテリジオ点滴静注20mg」という製品名で、再発又は難治性のCCR4陽性のATLの治療薬として、2012年5月29日から販売されている。同剤は、当社初の抗体医薬で、ポテリジェント技術を応用した抗体医薬としては、世界初である。 今回の欧米第2相臨床試験の対象疾患は、治療経験のあるATL患者で、多施設ランダム化オープン比較試験(被験者をモガリズムマブ群と治験担当医師選択的治療群にランダムに割り付け、非盲検で比較を行う試験)を実施するという。予定試験期間 は、2012年7月~2015年6月。実施場所は米国、イギリス、フランス、ベルギーおよびその他の国で、目標症例数は70。主要評価項目は、全奏効率。 詳細はプレスリリースへ http://www.kyowa-kirin.co.jp/news/2012/20120823_01.html 掲載内容はケアネットの見解を述べるものではございません。(すべての写真・図表等の無断転載を禁じます。) このページを印刷する ツイート [ 最新ニュース ] 薬物療法を要する院外心停止者の血管アクセス、骨髄路vs.静脈路/NEJM(2024/11/15) 自殺リスク、曜日や祝日との関連は?/BMJ(2024/11/15) 日本の頭痛外来受診患者、頭痛の種類や特徴は?(2024/11/15) EPA製剤など、重大な副作用に「心房細動、心房粗動」追加/厚労省(2024/11/15) 改訂GLに追加のNSCLCへのニボルマブ+化学療法+ベバシズマブ、OS・PFS最終解析結果(TASUKI-52)/日本肺癌学会(2024/11/15) 乳がん患者の妊娠・出産のためのタモキシフェン中断についてステートメント公表/日本がん・生殖医療学会(2024/11/15) 超低出生体重児の動脈管開存症に対するカテーテル治療の短期予後は外科手術よりわずかに良好(2024/11/15) 自宅で行う脳刺激療法がうつ病の症状を軽減(2024/11/15)