「フェマーラ」、タモキシフェン治療終了後、数年の無治療期間を経て投与を開始しても乳がん再発リスクの減少に有効

ノバルティスは、タモキシフェンによる治療終了後、1年から最長7年後であっても「フェマーラ」(レトロゾール)による治療を開始することで、乳がん再発リスクの減少が期待できるという新たな解析結果が「ジャーナル・オブ・クリニカル・オンコロジー」誌に掲載されたと発表した。カナダ国立がん研究所臨床試験グループが、MA.17試験において当初プラセボ投与群であった患者の評価を行い、非盲検化後の結果を探索的に解析したもの。
タモキシフェンの推奨治療期間である5年を完了してから数年以内に「フェマーラ」による治療を開始した患者群では、「フェマーラ」の投与を受けなかった患者群に比べ、乳がんの再発リスクが63%減少した。さらに、遠隔転移のリスクも61%低下。「フェマーラ」を開始するまでの期間の中央値は31ヶ月。
詳細はプレスリリースへ
http://www.novartis.co.jp/news/2008/pr20080318.html
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