MSD株式会社(本社:東京都千代田区、社長:ヤニー・ウェストハイゼン、以下MSD)は、抗PD-1抗体ペムブロリズマブ(商品名:キイトルーダ)の局所進行性または転移性の尿路上皮がんに対する効能・効果について、2017年6月22日に厚生労働省より優先審査に指定されたことを発表。
ペムブロリズマブは、2017年4月28日に局所進行性または転移性の尿路上皮がんに対する効能・効果の製造販売承認事項一部変更承認申請を行っていた。
尿路上皮がんは、尿路上皮から生じる腫瘍の総称であり、膀胱がん、腎盂がん、尿管がんおよび尿道がんを含む。また、尿路上皮がんのうち膀胱がんが大部分を占めている。本邦での膀胱がんの推定総患者数(有病者数)は約6万6,000人、2015年の推定新規患者数(罹患者数)は約2万1,000人であり、罹患率は増加している。
■参考
MSD株式会社ニュースリリース
(ケアネット 細田 雅之)