アジアのがん研究・臨床の最先端知見を共有、ASCO Breakthrough2024

提供元:ケアネット

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公開日:2024/07/23

 

 2024年8月8~10日、横浜で「ASCO Breakthrough2024」が開催される。本学会は、世界最大のがん学会である米国腫瘍臨床学会(ASCO)と日本癌治療学会(JSCO)・日本臨床腫瘍学会(JSMO)が共催し、アジア太平洋地域におけるがん治療の可能性や課題に焦点を当て、がん治療における最新の研究成果と技術革新を共有し、臨床医や研究者のネットワーキングを促進することを目的とする。2019年からスタートし、2023年からの3年間は日本(横浜)会場で開催される。

 ASCO Breakthrough2024のプログラム委員長を務めるシンガポール国立がんセンター(National Cancer Centre Singapore)のMelvin Lee Kiang Chua氏は「ASCO Breakthroughがユニークなのはその包括性だ。新しい臨床試験や治療法、医薬品開発、AIやデジタルテクノロジーに携わるコミュニティが、東西から一堂に会する。がん治療に直接または間接的に関わるすべての人にとって有益な機会となるだろう」とコメントを寄せている。

【注目演題の一部】(敬称略、発表・ディスカッションはすべて英語で行われる)
1)人工知能とラーニングヘルスシステム
8月8日 9:15~9:45
セッション:Opening Remarks and Keynote
演題:Plaiting the Golden Braid: How Artificial Intelligence Informs the Learning Health System
演者:Andrew Daniel Trister, MD, PhD(Verily)
司会:Bruce E. Johnson, MD, FASCO(Dana-Farber Cancer Institute)

2)T細胞とインターベンション
8月10日 9:10~9:40
セッション:Opening Remarks and Keynote
演題:Targeting Regulatory T Cells (Tregs) in Cancer: The Science, Trials, and Future
演者:坂口 志文(大阪大学)
司会:Melvin L.K. Chua, PhD, MBBS, FRCR(National Cancer Centre Singapore)

3)がん治療と政策における公平性の構築
8月9日 9:10~9:40
セッション:Opening Remarks and Keynote
演題:Building Equity in Cancer Care: From Policy to Action
演者:Raffaella Casolino, MD, PhD(WHO)
司会:吉野 孝之(国立がん研究センター東病院)

4)胃がんにおけるネオアジュバントを使った臨床ソリューション
8月9日 13:00~
セッション:Clinical Solutions With Neoadjuvant Therapy:Gastric Cancer Cases
演題:Gastric Cancer
演者:Elena Elimova, MD(Princess Margaret Cancer Centre)
司会:設楽 紘平(国立がん研究センター東病院)

【開催概要】
開催日時:2024年8月8日(木)~10日(土)
開催場所:パシフィコ横浜ノース
開催形式:現地またはオンライン(ハイブリッド開催)
参加方法:公式ウェブサイトから登録
参加費の一例(ASCO会員、現地+オンライン参加、7/26までに登録した場合):
医師 725ドル
研修医 240ドル
患者・支援団体 240ドル

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(ケアネット)