UPLIFT発表!チオトロピウムは心血管疾患のリスクを増大させない 提供元:ケアネット ツイート 公開日:2008/10/07 10月5日、欧州呼吸器学会議(ERS2008)において、COPDのファーストライン治療として用いられる長時間作用型抗コリン薬の大規模試験UPLIFT(Understanding Potential Long-term Impacts on Function with Tiotropium)の結果が発表された。その中で、呼吸機能を4年間継続して有意に改善するとともに、有意な死亡率の低下が初めて認められたと報告された。また、最近注目を集めた安全性の問題に関しても、JAMAに掲載された「抗コリン薬がCOPD患者の心血管系副作用リスクを増加させる」とのメタ解析に対して、今回のUPLIFT試験では、心疾患や脳卒中などに関してチオトロピウムによる有意なリスク増大はみられず、むしろ心筋梗塞などに関してはリスクが低下したと報告された。 ●詳細なレポート(和歌山県立医科大学内科学第三講座教授一ノ瀬正和先生のインタビュー)は下記からご覧くださいhttp://www.carenet.com/pulmonol/ers2008/interview01.html 掲載内容はケアネットの見解を述べるものではございません。(すべての写真・図表等の無断転載を禁じます。) このページを印刷する ツイート [ 最新ニュース ] マラソン中の心停止、発生は横ばいだが突然死は大幅に減少/JAMA(2025/04/21) 後方循環系の軽症脳梗塞、発症後4.5~24時間のrt-PA療法が有効/NEJM(2025/04/21) 敗血症性ショックにおけるバソプレシンの最適な開始時期(OVISS強化学習研究)(解説:寺田教彦氏)(2025/04/21) FDAで承認された初の経口産後うつ病治療薬zuranolone(2025/04/21) 多発性骨髄腫と共に“生きる”選択を―Well-beingから考える(2025/04/21) 転倒リスクの高い2型糖尿病治療薬は?/筑波大(2025/04/21) 高脂血症は術後せん妄のリスク因子か~メタ解析(2025/04/21) AIが早産児の完全静脈栄養を改善(2025/04/21) チャットボットもトラウマ的な話に不安を感じる(2025/04/21)