ホルモン感受性乳がん閉経後女性におけるアロマシンの試験結果、発表される

提供元:ケアネット

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公開日:2008/12/18

 



ファイザー株式会社は15日、ホルモン感受性乳がんのある9,775名の閉経後女性が参加したTEAM(Tamoxifen, Exemestane, Adjuvant, Multicenter)試験について、予定されていた1回目の解析の結果を発表した。

TEAMは当初アロマシン(一般名:エキセメスタン錠剤)とタモキシフェンとのアジュバント療法5年間の比較試験として2001年に計画された。その後2004年に、インターグループ・エキセメスタン・スタディ(IES)の結果に基づき、タモキシフェン群はタモキシフェンからアロマシンへの逐次投与群にデザイン変更された。

2.75年時点でのDFS解析では、DFSイベントのリスクはアロマシンのほうが11%低くなった(HR=0.89; 95% CI, 0.77-1.03)。この差は統計的に有意なものではなく(p=0.118)、計画されている第2回目の5年治療後のDFS解析は2009年末に行われる予定だという。TEAM試験のサブスタディの結果も、サンアントニオ乳がんシンポジウムで発表された。

詳細はプレスリリースへ
http://www.pfizer.co.jp/pfizer/company/press/2008/2008_12_15.html