抗悪性腫瘍剤タシグナが製造販売承認を取得 提供元:ケアネット ツイート 公開日:2009/01/26 ノバルティス ファーマ株式会社は21日、イマチニブ抵抗性の慢性期又は移行期の慢性骨髄性白血病治療薬として、「タシグナカプセル200 mg」(一般名:ニロチニブ塩酸塩水和物)の製造販売承認を取得したと発表した。タシグナは、経口投与可能な新規チロシンキナーゼ阻害剤。現在慢性骨髄性白血病(CML)治療の第一選択薬として位置づけられている「グリベック」に比べ、Bcr-Ablタンパクをより選択的に標的とするよう理論的に分子設計された薬剤であり、前臨床試験において、グリベックに比べてBcr-Ablに対する高い選択性と約30倍強い阻害活性を併せもつ。また、グリベック抵抗性のCML患者の多くにおいてはBCR-ABL遺伝子の変異が生じ、グリベックの標的であるBcr-Ablチロシンキナーゼに対する阻害作用が低下することが明らかとなっている。タシグナは、観察されている主要なグリベック抵抗性のBCR-ABL遺伝子変異の33種のうちT315Iを除く32種に阻害活性を示すことが確認されている。詳細はプレスリリースへhttp://www.novartis.co.jp/news/2009/pr20090121_02.html 掲載内容はケアネットの見解を述べるものではございません。(すべての写真・図表等の無断転載を禁じます。) このページを印刷する ツイート [ 最新ニュース ] 鉄欠乏心不全、カルボキシマルトース第二鉄vs.プラセボ/JAMA(2025/04/10) PADを有する2型DM、セマグルチドは歩行距離を改善/Lancet(2025/04/10) 未治療多発性骨髄腫の新しい治療選択肢:パラダイムシフトは起こるか(2025/04/10) 「心不全診療ガイドライン」8年ぶりの全面改訂/日本循環器学会(2025/04/10) 「胃癌治療ガイドライン」改訂のポイント~薬物療法編~/日本胃癌学会(2025/04/10) 神経発達障害を併発する強迫症に関与する免疫学的メカニズム(2025/04/10) 新たな冠動脈リスク予測モデルで女性のMACEリスクを4段階に層別化可能(2025/04/10) ストレスは若年女性の原因不明脳梗塞のリスク(2025/04/10)