Herceptinの主要な試験(ToGA)でHER2陽性胃がんにおいて延命効果あり

提供元:ケアネット

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公開日:2009/06/09

 



中外製薬株式会社は5日、スイス・ロシュ社が行ったToGA試験のデータより、Herceptin(trastuzumab)を標準的な化学療法(Xelodaまたは5-FU持続静注にシスプラチンを併用)に追加すると、この進行性のがんに罹患している患者の生存期間中央値が3ヵ月近く延長され13.8ヵ月になることを示したと発表した。このデータはフロリダ州オーランドで開催された米国臨床腫瘍学会(ASCO)の年次学術集会において発表されたもの。進行性胃がんの予後は不良で、診断後の平均的な生存期間は現行治療法では約10ヵ月だという。

多国籍第III相臨床試験において、HER2陽性の手術不能な進行性胃がんの患者さんの死亡リスクは、Herceptin投与群ではHerceptin非投与群と比べて26%減少することを示した。さらにHER2が強く発現(FISH+/IHC2+ならびにIHC3+)しているがん患者は、Herceptinの併用によりさらに大きなベネフィットが得られ、生存期間中央値が16ヵ月に延長したとのこと。

詳細はプレスリリースへ
http://www.chugai-pharm.co.jp/generalPortal/pages/detailTypeHeader.jsp?documentId=doc_14209&lang=ja