【医学生の会】勉強会:医療政策における専門知と公共性

提供元:ケアネット

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公開日:2009/06/12

 



「医師のキャリアパスを考える医学生の会」が、6月26日(金)18時半から東京大学にて、シンクタンク構想日本の田口空一郎先生をお呼びして、「医療政策における専門知と公共性」について勉強会を開催致します。
 
【日時】6月26日(金)18:30-20:30
 
【場所】東京大学 鉄門講堂(医学部教育研究棟14階)
http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam01_02_09_j.html
 
【テーマ】医療政策における専門知と公共性
1. 医療政策における専門知と公共性―技官制度の現状と課題―(1時間程度)
2. 田口先生への質問タイム(1時間程度)
 
【講師】田口空一郎先生(構想日本政策スタッフ・東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻)
 
【参加費用】無料 *勉強会後、実費で懇親会あり

【申し込み】以下申し込みフォームより *参加は医学生のみとなります
http://spreadsheets.google.com/viewform?formkey=cklCb2dWUGRMVjV6bnJ5VERvMlBzdXc6MA

医療崩壊が叫ばれる今日、医療制度の欠陥・問題点が指摘されるようになり医療政策分野への注目度が高まっています。実際、「制度」と「現実」との乖離が問題になることがしばしばであり、医療現場の実情にそぐわない政策立案が行われることも少なくありません。

そこで、今回はシンクタンク構想日本より田口空一郎先生をお呼びしてお話をうかがいます。田口先生は「現場知のネットワーク」を非常に重視なさっており、最近では千葉県の地域医療の危機を打開するため、千葉県がんセンター前センター長の竜崇正先生らと医療構想・千葉というシンクタンクの立ち上げに関わり、地域医療の現状に即した医療政策立案をめざしています。

田口先生自身は議員秘書などを経て現在はシンクタンクでの政策調査・提言の傍ら、東京大学大学院で医療政策の研究をなさっています。今回は特に、医療政策に専門知を反映する仕組みであるはずの医系技官制度の現状と課題を分析する中で、高度・細分化する医療における「専門知」と「公共性」の関係や展望についてお話しいただきます。医療をめぐる大きな動きを、一緒に体感してみませんか?皆さん奮ってご参加ください。
 
構想日本HP
http://www.kosonippon.org/
 
同 医療プロジェクトHP
http://www.kosonippon.org/project/list.php?m_category_cd=26
 
同 政治家アンケート「医療崩壊」
http://db.kosonippon.org/question/data.php?id=35#cts
 
医療構想・千葉HP
http://iryokoso-chiba.org/
  
著者ご略歴
 
田口 空一郎(たぐち くういちろう)
構想日本政策スタッフ・東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻
 
1977 年東京生まれ。東京大学大学院総合文化研究科国際社会科学専攻修士課程修了。国会議員公設秘書・政策スタッフ、東京大学大学院医学系研究科医療倫理学講座客員研究員を経て、現職。担当は、医療政策を中心とする社会保障。立法府での経験を基に、医療制度全般への政策提言から、立法過程における合意形成の研究など、現場と政策、アカデミズムと制度を繋ぐ政策提言を行う。専門は政治哲学、公共政策論。共訳書に『健康格差と正義』(勁草書房)
 
●医学生の会ホームページhttp://students.umin.jp/