世界の非処方箋薬の使用動向 日本の消費者の4割が価格重視の傾向に

提供元:ケアネット

印刷ボタン

公開日:2009/06/15

 



情報・メディア企業:ニールセン・カンパニー合同会社が11日に発表した「非処方箋薬の使用に関するグローバルオンライン消費者調査」によれば、世界の消費者の半数近くが、景気低迷の影響で非処方箋薬の使用を変更し、日本は消費者の40%が価格重視の傾向にあるという結果が報告された。この調査は、世界50市場(欧州、アジア太平洋域、南北アメリカ、中東)の25,000 人を超えるインターネットユーザーを対象に、2009年3月に実施されたもの。

この調査から、セルフ・メディケーションと非処方箋薬に関する消費者行動や意向が、次のように明らかになった。

●世界の消費者の12%が非処方箋薬の使用頻度が減ると回答

●中国とラトビアの消費者は、伝統的治療法を最も使用

●アメリカの消費者は、より安価な薬剤を購入する傾向

●薬剤選択の上で、薬剤師の役割はヨーロッパ市場で成功するための重要な要素

●日本は消費者の40%が「価格が重要である」と回答、他国と比較しても価格重視の傾向

日本おいては価格重視(40%)の他に「安全性」や「自信が持てる製品」であることが重要性に挙げられたという。また「薬剤師からの助言」は欧州やその他の国々と比較して重要度は高くなかったとのこと。

詳細はプレスリリースへ(PDF)
http://www.jp.nielsen.com/site/documents/J_20090611_OTC_world_trend.pdf