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早期関節リウマチへのエンブレルとメトトレキサートの併用による抑制効果について

提供元:ケアネット

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公開日:2009/06/18

 



ワイス・ヨーロッパは12日、デンマーク・コペンハーゲンで開催された欧州リウマチ学会(EULAR)にて、早期活動性関節リウマチ患者を対象としたエタネルセプト(商品名:エンブレル)とメトトレキサートの併用に関する臨床試験(COMET試験)の結果が発表されたと報告した。同試験結果では、活動性が中等度から重度の早期関節リウマチ患者において、エンブレルとメトトレキサートの併用により、関節破壊の進行抑制が2年目も継続していることが明らかになったとのこと。

COMET(COmbination of Methotrexate and ETanercept in early rheumatoid arthritis)試験は、早期活動性関節リウマチ患者の疾患活動性および関節破壊の進行に関して、エンブレル(ETN)とメトトレキサート(MTX)併用療法の臨床上の有効性と安全性を、メトトレキサート単独投与と比較し「臨床的寛解」を主要評価項目として用いて公表された初の臨床試験。

COMET試験の2年目のデータ結果は主に以下の通り。

● 1年目の終わりから2年目の終わりまでの間で、臨床的寛解を達成した患者の割合は、M/M患者群では35%であったのに対し、EM/E患者群では50%に到達した。

● 臨床的寛解を達成した患者の割合をみると、ETNを含む治療を受けた患者群(EM/EM患者群、EM/E患者群、およびM/EM患者群)のほうがメトトレキサート単独投与患者群(M/M)より有意に高くなった。(LOCFおよびNRIを使用)

● 関節破壊の進行抑制を達成した患者の割合は、併用投与を継続したEM/EM患者群が、他の患者群より有意に高くなった。(P<0.01; LOCF)

● 安全性について新たな問題は発生せず、重篤な有害事象の発現についても患者群による差はみられなかった。

● 身体機能評価(HAQ)、pain VAS値、疲労のVAS値、EQ-5D、Short Form-36を用いて測定した結果、臨床的寛解に達した患者では、達していない患者と比べて、患者による医療効果評価(PRO)はほぼ2倍の改善が確認された。


詳細はプレスリリースへ
http://www.wyeth.jp/news/2009/0615.asp