持田製薬株式会社は6月30日、高脂血症、閉塞性動脈硬化症治療剤である「エパデール」(一般名:イコサペント酸エチル、EPA)の高脂血症患者を対象とした大規模臨床試験「JELIS」において、登録時点で心筋梗塞等の冠動脈疾患の既往のある症例(二次予防症例)を対象としたサブ解析で、エパデールが冠動脈イベントの再発を有意に抑制するとの結果が得られたと発表した。
解析結果から、冠動脈疾患の既往のある症例(二次予防症例)の再発は、エパデール投与群1,823例中158例(8.7%)、対照群1,841例中197例(10.7%)であり、エパデールは冠動脈イベントの再発を有意に23%抑制し、特に心筋梗塞の既往歴を持つグループにおいては、エパデールは冠動脈イベントの再発を有意に27%抑制したという。
なお、今回の解析結果は、日本循環器学会の機関誌『Circulation Journal』(サーキュレーション・ジャーナル)に掲載されている。
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http://www.mochida.co.jp/news/2009/0630_1.html