糖尿病の診断についてHbA1c値の検査を主に用いるべきであるとの勧告が、米ニューオーリーンズで開催された米国糖尿病協会(ADA)年次集会で国際専門委員会により発表されたことを受けて、医師限定コミュニティ「Dr'sVoice」でアンケートを行ったところ、6割の医師が「HbA1cと血糖値との併用が良い」と回答した。アンケートは2009/06/19から2009/07/19まで行われ、963名の医師が参加した。それによると、「HbA1cを診断基準とするのが良い」33%、「HbA1cと血糖値との併用が良い」61%、「診断基準は従来のままが良い」5%となった。
コメントでは、HbA1cのみのほうが簡単・わかりやすいという意見が見られた一方で、血糖との乖離や合併症の問題などを指摘した上でHbA1cのみでは不十分で血糖との併用を推奨する意見が多く見られた。
(ケアネット)