2型糖尿病治療薬エキセナチドを日本で承認申請

提供元:ケアネット

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公開日:2009/08/19

 



日本イーライリリー株式会社は17日、8月12日付で2型糖尿病治療薬として、エキセナチド(一般名、米国製品名:Byetta)の承認申請を行ったことを発表した。

エキセナチドは、世界初のグルカゴン様ペプチド-1(GLP-1)受容体アゴニストの2型糖尿病治療薬として2005年に米国で発売されて以来、現在までに世界60ヵ国以上で、100万人以上の患者の治療に用いられている。エキセナチドは体内の血糖値に応じて作用し、高血糖の時にのみ膵臓からのインスリン分泌を促進するため、インスリン治療に比べて低血糖発現率が低くなる。エキセナチドは、1日2回投与で、経口糖尿病治療薬との併用で使用され、持続的な血糖コントロールと低い低血糖症発現率を達成し、体重減少をもたらすことが確認されているという。

GLP-1は、ヒトの体内に存在する消化管ホルモンで、膵臓の他に胃、肝臓、脳に対しても作用して食後の血糖値を調整する。エキセナチドは、体内に存在するGLP-1と同様に、GLP-1受容体に結合することでGLP-1作用を発揮するため、「GLP-1受容体アゴニスト」と称されている。

詳細はプレスリリースへ
http://www.lilly.co.jp/CACHE/news_2009_22.cfm