クロムが、2型糖尿病患者における血糖/脂質プロファイルに及ぼす影響を評価した試験から、クロム摂取が空腹時血糖値を低下させることが明らかになった。（メタ解析の結果）

　急性心筋梗塞（AMI）発症後の急性高血糖（AH）が、新規の糖尿病発症の予測因子となり得ることが明らかになった。また、RA系阻害薬による治療がこの場合の糖尿病発症も抑制する可能性があることがわかった。

　日本糖尿病財団と日本イーライリリーは15日、平成23年度に設立したインクレチンの基礎研究に関する助成プログラムの第三回の募集を、本年11月1日より開始したと発表した。

　糖尿病患者における腎保護効果はACE阻害薬のみで認められ、ARBがACE阻害薬と比べて良好な効果を示すというエビデンスはみつからなかったことが、台湾・亜東記念医院のHon-Yen Wu氏らによるシステマティックレビューとベイズネットワークメタ解析の結果、報告された。結果を踏まえて著者は「薬剤コストを考慮した場合、今回の知見において、糖尿病患者の降圧薬の第一選択はACE阻害薬とすることを支持するものであった。そして十分な降圧が得られない場合は、ACE阻害薬+Ca拮抗薬の併用療法とするのが好ましいだろう」と結論している。BMJ誌オンライン版2013年10月24日号掲載の報告より。

　糖尿病は冠動脈バイパス術（CABG）後の長期生存率を低下させる要因として知られている。この生存率に人種差による違いが存在するかどうかは明らかではなかったが、本研究で黒人／白人間での違いは認められないことがわかった。

　糖尿病患者の皮膚疾患と皮膚以外の疾患との関連について、同患者における皮膚疾患は約8割に認められ、そのうち半数近くが皮膚感染症であったこと、また腎障害との関連が深い皮膚疾患の特徴や、血糖値と皮膚疾患との関連などが明らかにされた。

　11月5日（火）、日本イーライリリー株式会社は、11月14日の「世界糖尿病デー」に先駆け、「多様化する糖尿病と患者さんの支援の重要性」と題して、プレスセミナーを開催した。

　メタボリックシンドロームのない空腹時血糖異常（IFG）は冠動脈疾患発症リスクを減らすかもしれないことが明らかになった。

　株式会社日本医療企画は、主要都市で開催している「糖尿病透析予防指導管理料-～算定のための多職種実践ワークショップ～」を、12月10日に名古屋で開催する。

　ナッツ摂取による脂質プロファイルへの有益な効果はこれまでも報告されてきたが、糖尿病患者を対象にした報告は少なかった。本研究で、ヘーゼルナッツ摂取が糖尿病患者のHDL‐C低下を抑制することが明らかになった。