GLP-1受容体作動薬はdual agonistのステージへ―ベストパートナーはGIPか、グルカゴンか、それともアミリンか?(解説:住谷哲氏)
アミリンは膵臓のβ細胞からインスリンと同時に分泌されるホルモンで、延髄の最後野area postrema に作用して食欲抑制や消化管運動抑制などの作用を有する。既にノボノルディスク社(以下ノボ社)が開発したアミリンアナログであるpramlintideは注射薬としてFDAで承認されている。Pramlintideは半減期が短かく1日数回の注射が必要なので、持効型アミリンアナログであるcagrilintideが同じくノボ社により開発されている。さらにセマグルチドとcagrilintideとを配合した注射剤(開発コードCagriSema)も同じくノボ社で開発中であり、既に第3相臨床試験が終了している。Zenagamtideもノボ社が開発した薬剤であり、1分子内にGLP-1とアミリンを結合したdual agonistである。本試験はそのzenagamtideの第2相用量設定試験である。