心エコーは視覚的に心臓を捉えることができるとても有用な検査ですが、きちんとした像を映し出せないということが最初のハードルになっています。しかし、基本さえ身に付けていれば実はそれほど難しくありません。
本DVDでは、患者さんの姿勢コントロールから基本像の出し方、体型別の撮像方法まで、心エコー走査の基本を余すことなくお伝えします。
ナベちゃん先生こと渡辺弘之先生の親切丁寧なレクチャーを見ると、「よし、やってみよう!」という気持ちになること間違いなしです。
第1回 基本的な走査法
心エコー走査でなんとなく持っている苦手意識は、実はちょっとしたことを知るだけで、克服することができます。
装置に触る前にやるべきこと、プローブの固定の仕方や、患者さんの呼吸と体の向きをコントロールする方法など。きちんとした像を映し出すために必要な心エコーの走査方法を、基本中の基本から解説していきます。
第2回 心エコーの基本断面
心エコー図には傍胸骨長軸像を始めとするさまざまな断面がありますが、基本的な断面はたったの5つです。
その基本5断面をうまく映し出せるようになるためのノウハウをわかりやすくレクチャーします。
重要なのは、軸。軸を基本とした断面の構造をしっかりと理解していきましょう。実演しながらの解説は、まるで走査を“体験”しているかのようです。
心エコーの基本5断面が撮れるようになると、左室や右室のサイズや関係性、弁膜症の有無などがわかるようになります。ぜひ試してみてください。
第3回 体型別 心エコーの撮り方
今回は体型別の撮像方法についてレクチャーします。痩せている人、太っている人など、さまざまな体型の患者さんがいます。
そういった方々の情報を漏れなくエコーで得るためには、それぞれに異なるアプローチが必要となります。どこがどのように違うのか、撮れないときはどうするべきか?
ぜひ学んで患者さんをサポートしてください。
第4回 ドプラ法
最終回はドプラ法についてです。これまでの心エコーの撮像方法で心臓の動きが見えるようになったら、次は血流の動きがわかるドプラ法を学びましょう。
心臓の基本的な評価に必要となるカラードプラ法、パルスドプラ法、連続波ドプラ法の3つの描出法、意味、使い方をしっかり押さえます。