第1回「消化器走査の基本」
超音波消化器走査は決して難しくはありません!該当部位にプローブをあて、メルクマールから基本ポジションを探り出し、パターン認識で解読していくだけ!第1回では、膵→肝→胆→腎→脾までのひととおりの走査のあらましをスピーディーに学びます。パターン認識に役立つ一目瞭然の<ウルトラ・シェーマ>をはじめ、走査しやすい被験者とのポジショニング、プローブの持ち方など臨床現場から生まれた実践的なコツの数々をご覧いただきます。
第2回「胆嚢・胆管」
第2回目からは各論編にはいります。まずは初学者が一番見つけやすい「ナスビ」こと胆嚢の走査です。メルクマールは門脈。門脈枝水平部を番組の手順どおりにたどると…!また痩せている被検者と太っている被検者の違い、縦走査と横走査の留意点をはじめ、異常像から「胆石かな?」と疑われる患者さんへの速攻対応までを解説していきます。
第3回「肝臓」
肝臓は大きな臓器で、とても一気に走査するわけにはいきません。走査のコツはいかに適切なブロック分けをするかです。その上で手順を決めてしまえば見落としをすることはまずありません!正中走査でどこまで見るか?どこで肋間走査に切り替えるの?門脈の見方は?いざプローブを手にとってみると生じてくるさまざまな疑問。書籍では理解しづらいコツをじっくりご覧下さい!